本記事は、2024年12月9日(月)発売のジャンプに掲載された、ワンピース1133話を読んだ感想と考察記事となっています。
ジャンプ本誌の内容を含んでいますので、単行本派・アニメ派の方はネタバレになるので注意して閲覧お願いします。
さて、気になるワンピース1133話ですが、今回はロビンが中心の回でしたね。
気になる内容と感想考察をまとめているので、気になる方は本記事をどうぞ最後までご覧ください。
ワンピース1133話までのおさらい
前回のワンピース1132話では、麦わらの一味がエルバフの村に到着。
最後に意味深な「探検家ルイ・アーノート」の「エルバフに長居してはいけない」というセリフで終了しました。
1132話の振り返り
- ロビンたちが乗る巨人海賊船がエルバフに到着。ハイルディン、スタンセンと合流する
- 太陽石(インペンター)は「虹の橋」を作れる代物であると判明。「虹の橋」に乗り、エルバフの村を目指す
- ルフィ達はゲルズ、ゴールドバーグ、ロードと合流。そのままエルバフの村を目指す
- エルバフの構造が判明。3階層で出来ており、下から「冥界」「陽界」「天界」となっている。エルバフの村は「陽界」にある
- ルフィ達とロビンたちは同じタイミングでエルバフの村に到着。ウソップは涙を流して喜ぶ
- 1132話ラストは、探検家ルイ・アーノートによる「この地に長居してはならない」という意味深なセリフと共に終了する
詳しくは、こちらのワンピース1132話のネタバレ感想考察「探検家ルイ・アーノートはエルバフで何をしたのか?そして太陽石(インペンター)の効果が判明」をどうぞご覧ください。
ワンピース1133話の振り返りと感想【ネタバレ注意】
ワンピース1133話は、以下の流れで進行していきました。
感想を交えて執筆しているので、気になる方はどうぞ最後までご覧ください。
- ロビンの辛すぎる過去
- ベガパンクも驚き!エルバフの良すぎる気候とは
- 新巨兵海賊団が勢ぞろい!そして宴の前に・・・
- 「フクロウの図書館」に到着!
- サウロとロビンの感動の再開!!
ワンピース1133話ネタバレ①:ロビンの辛すぎる過去
シーンは遡ること22年前。
チョイ見せでも公開されていた通り「オハラの現場!?背筋が凍ったよ・・・”惨劇だ”。罪なき市民達を載せた避難船!!突然爆発し炎に包まれた!!」というスパンダインの過去回想からスタートしました。
これは、記者に対しての発言です。「炎の中で聞こえた無念の叫びは・・・一生耳から離れねぇだろう」と発言していることがわかります。
これは、「やるんなら徹底的に」という赤犬の正義の元で執行されたのことを言っているのでしょうが、スパンダインは「犯人はロビン」ということで記者に発言してしまいました。
当然、その記者はスパンダインの言ったことをそのまま報道します。その結果・・・ロビンは「悪魔の子」と世間に認識され、懸賞金を掛けられました。
そして、ロビンを一時期匿い、後に政府に売ろうとしておばあちゃんが再登場。「殺人鬼の目をしていた」とありますが、おばあちゃんの目の方がやばいよ・・・
そんなこんなでロビンはスパンダインのウソのせいで、「悪の学者集団の生き残り」だけでなく、「避難船に乗った人間を皆殺しにした殺人鬼」として世間に認識されてしまったようです。
そして、そのせいで、どこ街に行っても嫌われ者。「行く街々で人を殺し金を奪っている」というデマも流れ、常に嫌われ、そして狙われる日々を過ごすことになりました。
さすがに過酷すぎる過去・・・麦わらの一味の中でも、トップクラスできつい過去を持っています。そんな状況なのに、なぜロビンは生き抜くことを選んだのか・・・本当なら自ら命を絶ってもおかしくないのに・・・
これに関しては我々読者も覚えていますが、ロビンはお母さんに最後に言われた「生きて!!!ロビン!!!」という言葉と、サウロから言われた「今は一人だけど必ず仲間に会える」という言葉が生きる支えだったようです。
そんなこんなで過去回想は終了。ここまで読んだ私は、「あ、サウロと合流するのは近いな」と感じました。でなければ、こんな過去回想は「今は不要」ですからね。
ワンピース1133話ネタバレ②:ベガパンクも驚き!エルバフの良すぎる気候とは
ロビンの過去回想からシーンは変わり、エルバフの村へ。1132話でルフィ達サニー号組と、ロビンたち巨兵海賊船組は、同時にエルバフに到着しました。
そこからルフィ達は、島雲の浮力を使って進む「霧舟(スウェル)」に乗ってエルバフの村へ降り立ちます。リリスが言うには、エルバフ島内の気候は完璧なようです。
「島雲」「海雲」「シャボン」「ホバー」などなど、すべての技術が共存できると発言しています。あとで考察をまとめますが、この発言からリリスはエルバフで研究を進めるでしょうね。ルフィ達とはここから別行動です。
とにもかくにも、久しぶりに「麦わらの一味」が全員勢ぞろいです。ロビンの髪型の変化にいち早く気付くナミ。やはり女の子どうし、変化には敏感なようです。
こういうとき、サンジがいち早く気づきそうなのですが・・・そういえば、サンジはゲルズの胸の上で「霧舟(スウェル)」に乗っていたので、鼻血を出して気絶していましたね(笑)
ワンピース1133話ネタバレ③:新巨兵海賊団が勢ぞろい!そして宴の前に・・・
ついに勢ぞろいした「麦わらの一味」。積もる話もあるでしょうが、まずは「新巨兵海賊団」の挨拶から始まりました。といっても、詳しい紹介は後でするそうです。
ここでは簡単な紹介として、ハイルディンから「この4人がお前達の参加、新巨兵海賊団」と紹介されました。面白いことに、ロードはメンバーに入れられていないようです(笑)
ロード自身は傘下に下ることをよく思っていなかったのですが、このハイルディンの発言に「ごにん・・・」と言っているので、一応傘下に下っているという認識でいるのでしょうか?とりあえず駄々こねてるみたいな感じかな?
ちなみに、ワノ国でビッグマムを倒したことはハイルディンたちの耳にも入っているようですが、ドリー・ブロギーから「募る話は乾杯の後だ!!まずはメシと酒だァ!!!」と合図が。この話は次回に持ち越しのようです。
当然ルフィは大喜びなのですが、その前にロビンから「ねぇ、ルフィ・・・」と何かを話しかけられます。どうやら、ロビンは先にサウロに会いに行くことをルフィに伝えたようでした。
ロビンは一人で会いに行こうと思っていたようですが、「麦わらの一味」は全員ついていくことに。みんな気になっているようで、宴会はサウロを連れてきてからするそうです。
ちなみに、ジンベエとゾロは観光目的とのこと。薄情な奴らですね(笑)
対してルフィは意外にもしっかりしていて、「船長っていうのは船員が世話になった奴にはちゃんと挨拶するもんなんだ」と言いました。
マキノさんに教えてもらったことですかね?エースもシャンクスに挨拶してましたもんね。
ワンピース1133話ネタバレ④:「フクロウの図書館」に到着!
サウロに会いに行くロビンとルフィ達。目的地は、「フクロウの図書館」。どうやらサウロは、ロビンに図書館を見せたいから、その下の学校に来るようにゲルズに伝言を伝えていたようです。
その「フクロウの図書館」とは・・・樹の一部が化石化・風化してできた砂浜で、とても壮大で幻想的な場所でした。
しかし、ここでとある報告が・・・なんと、サウロが倒れたと言うではないですか。ここにきて、サウロが倒れて動かないと言う緊急事態。当然ルフィ達は「そりゃないぜ」と激怒。
ただ、ロビンはその倒れているサウロを見て、「うふふ・・・ばかね・・・」と発言。「ドキドキして損しちゃった」と言い、ロビンは一人でサウロの元へ向かいました。
ロビンは何かに気づいていたようですが、このシーンは私もよく覚えています。「倒れた」という報告にドキっとしましたが、倒れ方を見て涙を流す準備を始めました(笑)
ワンピース1133話ネタバレ⑤:サウロとロビンの感動の再開!!
倒れているサウロに近づくロビン。そして、サウロの眼前にまでロビンが来たことを確認したサウロは、「ぐがァァ!!!!」と脅かすのでした。
しかし、まったく驚かないロビン。そう、これはサウロとロビンが初めて出会ったシーンを再現していたのです。サウロ的に、どんな顔をして会えばいいかわからなかったそう。
とにもかくにも、ついにサウロとロビンは再開することができたのです。そしてサウロは、ロビンがオルビアに似てきたと発言。対してロビンは、嬉しそうに顔を赤らめるのでした。
どうやらロビンは、優しい目がオルビアそっくりのようです。まぁ、「髪の色以外オルビアだろ」とツッコミを入れたくなりましたが、感動回なのでぐっとこらえておきます。
そこからサウロは、ベガパンクの放送のことについて話を始めました。「あれはオハラの言葉」。「オハラとベガパンクの命がけで伝えた歴史により、きっと未来は変わる」と言うのでした。
それに対してロビンは、「あなたもよ・・・痛い・・・」と一言。サウロも命掛けだったことをロビンは言っているのでしょうか。
そしてここで、サウロが生き延びた理由が判明しました。サウロは青キジによって氷漬けにされたのですが、バスターコールにより島内の炎に溶かされ、生き延びることができたようです。
そして、そこからはロビンが世間にひどい言われようだったことに腹をたてていたと言うのですが、ロビンは「暗い話はしたくない」。「生きたこと・・・褒めてほしい!」と言うのでした。
自ら命を絶ってもおかしくない状況だったロビン。しかし、ロビンはサウロとの別れ際に、「生きろロビン!」と言われ、その言葉通りに生きました。
世界中に嫌われ、仲間もおらずたった一人で生きてきたロビン・・・そのロビンにサウロは・・・
涙を流しながら「よう生きたなァ!!ロビン!!!22年!!よう生きとってくれた!!!よう会いに来てくれた!!!」とロビンを抱きしめるのでした。
対してロビンも、「会いたかったサウロ・・・!!!」と涙を流します。そして私も涙を流しています(笑)
その光景を見ていたルフィ達はというと・・・ゾロ・ジンベエはじっと様子を見ているのでしょうか?ルフィは、にっこりと笑っています。
そして、その他のメンバーは大号泣。そんな感じで、ワンピース1133話は終了です。久しぶりにしっかり泣かされました!
次の項では1133話の考察をまとめているので、このままどうぞ最後までご覧ください!
ワンピース1133話のネタバレ考察
ここからは、ワンピース1133話を読んだ考察をまとめていきます。
以下の順で解説していくので、どうぞ最後までお楽しみください。
- スパンダインは本当に何も知らないのか
- ロビンの辛すぎる過去を再確認
- ベガパンク(リリス)はエルバフを次の移住地とする
- サウロが「火の傷の男」は確定したのか
- 青キジの考えがますますわからない
スパンダインは本当に何も知らないのか
1133話で、スパンダインは記者に向かって「炎の中で聞こえた無念の叫びは、一生耳から離れねぇだろう」と発言し、犯人はニコ・ロビンであると言いました。
実はこの発言について、読者の間でスパンダインは「本当に何も知らないのでは?」という考察が飛び交っているようです。
そこで私なりの考察ですが、普通にスパンダインは嘘をついているだけです。さすがにスパンダインほど地位のある人物が、何も知らないわけがないです。
というか、バスターコールのスイッチを押した人物はスパンダインです。確かに赤犬の船からの攻撃は見ていませんが、あとから詳細を部下から聞くはずです。
さすがに目撃者が多いので、「スパンダインは本当は何も知らなかった」というのは無理があるんですよね。
ロビンの辛すぎる過去を再確認
1133話は、スパンダイン視点での過去回想が描かれたのですが、尾田先生の意図は「ロビンの辛すぎる過去を再確認してもらう」であると考えられます。
というのも、エルバフでのエピソードとして注目されているのが「ロビンとサウロの再開」なのですが、であれば尾田先生的にはロビンの過去を振り返っておきたいはず。
話としてもかなりワンピースは長くなっているので、読者のためを思って過去回想を描いたに違いありません。
過去回想が描かれた理由は、尾田先生の読者への配慮であると考えられます。
ベガパンク(リリス)はエルバフを次の移住地とする
大半の読者は、「リリスはルフィ達と最後の島まで行くのかな?」「ワンピースを目指すのかな?」といった感じで、「今後のリリスの行動」が気になっていたと思います。
その答えが、1133話で出たかなと考えているのですが、今回リリスは、エルバフ島内の気候は完璧。「島雲」「海雲」「シャボン」「ホバー」などなど、すべての技術が共存できると発言しました。
これは今後のリリスの行動に対する伏線であると考えられ、つまりリリスはエルバフで自身の研究を進めていくと考えられます。
エルバフは海軍、世界政府が容易に手を出せないほどの巨大な国なので、リリスが身を隠すのにはもってこい。実際、誰も政府関係者はエルバフに訪れていないようですし、22年間サウロは身を潜めることができましたから。
ゆえに、リリスはエルバフを次の移住地とするでしょう。そして、世界中を巻き込む巨大な戦いの際、巨人族たちとルフィ達の救援に来てくれる。そんな熱い展開が描かれると予想します。
サウロが「火の傷の男」は確定したのか
サウロとロビンの感動の再開が描かれた1133話。
青キジの氷によって死んでいたと思われたサウロは、バスターコールによる炎によって溶かされ、生きながらえることができたと判明しました。
しかし、凍傷による全身大やけど。さらに、足は切断するしかないような外傷であったことがわかります。
ここで気になるのは、「火の傷の男」はサウロなのか?という点。シンプルに考えられば、サウロが「火の傷の男」と考えてもいいのですが・・・
尾田先生のことなので、「サウロ=火の傷の男」ではないと考えられます。そもそも、外傷以外は全く当てはまらないので、確実に違うと考えられます。
というのも、「火の傷の男」の「真っ黒い船に乗り、近づくと巨大な渦で敵船を飲み込んだ」ことがラフィットの発言から判明しています。
その特徴とサウロはまったく当てはまらないので、サウロが「火の傷の男」ではないと考えられます。
では、いったい誰が「火の傷の男」なのか・・・その答えは、ロビンによってエルバフ内の文献から解き明かしていくと考えられます。
青キジの考えがますますわからない
エッグヘッドでサウロが生存していたことがわかったとき、「青キジが助けてくれたんだ!」「アイスタイムカプセルって技名だし、解凍されるようにしてたのかな?」といった感じで、青キジに注目が集まりました。
とくに技名に注目が集まり、「アイスタイムカプセル=冷凍保存状態」といった考察が有名になりましたよね。
しかし、1133話で分かったことは、サウロは「バスターコールによってあがった炎に溶かされた」ということ。そして、「アイスタイムカプセル」を受けた左足は切断したという事実です。
あれ・・・冷凍保存されてるなら、左足は無事だったんじゃないの?このように私は思いました。
もし、尾田先生が「サウロ生存=青キジの計らい」とするなら、左足もきれいに解凍していたはず。
しかし、足を切断したと言うことは・・・尾田先生なりのメッセージなのかもしれません。青キジは、「みんなが思っているような行動を取ってないよ」という。
となると、ますます青キジの考えがわからなくなりました。ガープに関しても同様で、本当に殺すつもりだったのかと思えるくらい謎です。
まとめ
本記事は、ワンピース1133話の考察をまとめました。サウロとロビンの再開に涙した方も多いでしょう。
次の1134話では、いよいよロビンがオハラの文献へと足を踏み入れると考えられます。
22年前のオハラでは、すべての本を読んでいないと考えられるので、すべての文献に目を通したロビンがどのような「歴史の声」を読み解くのか見ものですね!