キングダム846話ネタバレ予想・考察|「閼与の軍勢」王翦が仕掛ける李牧決戦への布石

キングダム846話rawネタバレ予想・考察|「閼与の軍勢」王翦が仕掛ける李牧決戦への布石
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キングダム第845話「閼与の軍勢」は、韓の無条件降伏という大きな節目から始まり、政の覚悟と新たな戦いの胎動、そして趙攻略の大戦に向けて進む各軍の動きが描かれた、まさに“嵐の前の静けさ”を象徴するような内容でした。中でも、王翦軍の五将と閼与の再興が浮き彫りになり、李牧との決戦に向けて、物語は再び熱を帯び始めます。

この記事では、感情的かつ戦略的視点から、845話の感想と考察を深掘りし、次回の846話以降に何が起こるのかを予想していきます。


目次

韓の降伏――歓喜と覚悟の交錯

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三十日前の歓喜、そして現実へ

韓の無条件降伏の報せがもたらされた咸陽。三十日前、その知らせに都中が歓喜に沸いた瞬間が冒頭で描かれました。昌文君の涙、政の拳に込めた力、そして政が語る「その一夜だけが喜びだった」という台詞。まさに、王としての宿命を背負う者の孤独と責任感が詰まったシーンです。

これは「一つの国が落ちた」ことの重大さだけではなく、「まだこれからが本番」であるという政の冷静さと覚悟の表れでもあります。

政の献身――王としての在り方

日夜届く新鄭からの報告書に目を通す政。李斯からの膨大な報告に、政が冗談まじりに「静かになるかと思ったら逆にうるさい」と漏らすシーンは、ほんの一瞬の人間味を感じさせます。しかしその裏には、「王である自分が読まずして誰が読む」と語る強い意志がありました。

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彼の覚悟は、単なる勝利の指導者ではなく、「共に戦った兵士たちの誇りを受け取る者」としての誇りの証です。


韓統一の真価と内政の軋み

王室存続の功罪――昌平君の思惑とは?

韓王室を残したことについて、昌文君は「正解だったのでは」と語ります。しかし、これに対し馮劫は強く懐疑を抱いています。「帰化した者の中には必ず反乱を起こす者が現れる」との見解には、内政上の深いリスクがにじんでいます。

さらに、馮劫は昌平君の楚王族としての出自が決定に影響を与えたのではないかと推測しますが、それに対する政の対応が印象的でした。「勘ぐるな。丞相に礼を失するぞ」と厳しく制止し、政の昌平君に対する信頼と国家運営への真剣な姿勢が伝わります。

内政と現地視察の重要性

報告を読みながら、政は「新鄭に直接行きたい」と願います。しかし、李斯の判断で「治安が安定するまでお待ちください」との意向が伝えられます。

政の焦りとも取れる姿勢は、「現場主義」を貫こうとする姿勢であり、単なる王ではなく、実際の声を聞き、統一を“現実のもの”として把握しようとするリーダー像が浮かび上がります。


趙攻略の胎動――来年の決戦に向けた布陣

決戦は来年――昌平君の宣言

昌文君から語られる昌平君の「来年、趙との決戦に挑む」という言葉。これは王翦・楊端和・騰といった各軍の再編と練兵が急ピッチで進んでいる背景を裏付けるものです。

玉鳳軍・楽華軍が兵力を再編し、騰将軍は韓兵を吸収して強大化。さらに楊端和が犬戎軍を全て招集し、橑陽で演習を開始していることも明らかに。

それぞれの布陣が、最終決戦の大規模性と緊張感を物語ります。王翦軍も五将を中心に新たな体制へと移行しており、李牧との対決がいかに熾烈なものになるかが予感されます。

閼与の軍勢、再び

今話のタイトルにもなっている「閼与の軍勢」。かつて崩壊した閼与の部隊が、独自に周囲の城から兵を集め、再び元の規模にまで膨れ上がっていたという事実は衝撃的でした。

この動きは政にとって想定外であり、今後の内乱や反乱の引き金になる可能性すらあります。新鄭から送られる兵の一部が閼与軍に流れるとすれば、それは内政のほころびを意味し、趙攻略との同時進行で“内と外の火種”を抱えることになります。


王翦軍の覚醒――五将の再登場

王翦の大胆な戦術と人材評価

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奈落・妟戒・辛勝・倉央・李寿という五将が再集結し、王翦は「趙攻めを再開する」と断言します。

李牧との最終決戦は、これまでの戦い――宜安・番吾――をも凌ぐスケールとなるとされ、王翦は「次が最後だ」と覚悟を固めています。特に、倉央とのやり取りは見どころで、彼の皮肉まじりな言葉に対して「そろそろ昔の軽口屋に戻れ」と語る王翦の言葉から、敗戦を越えて立ち直る強さがにじみ出ます。

特殊な駒と十通りの戦術

王翦は辛勝と李寿に十通りの戦術案を提出するよう指示し、「特殊な駒の投入によって大胆な策が打てる」と語ります。これは、趙の李牧に対抗するための“変化球”とも言える戦術であり、今後の展開の鍵を握る要素となるでしょう。

趙攻めの行方は、秦の兵站力・戦術力だけでなく、いかに意表を突く駒を使えるかにかかっています。


次回(第846話)以降の展開予想

① 閼与軍の暴走と内部対立

復活を遂げた閼与軍が独断で動き続けると、政の進める統一戦略に大きな乱れを生む可能性があります。次回以降、王都との軋轢や新鄭内での統制不和が描かれるかもしれません。

② 王翦軍の戦術準備と李牧側の動き

辛勝・李寿による戦術案の中身が明らかになってくるのは次回以降でしょう。それと同時に、李牧がどのような布陣で迎撃に出るのか、また邯鄲の動きにも注目が集まります。

③ 政の新鄭行きと韓王との会談

政が語った「韓王と手を取って話したい」という願いが実現すれば、政治的に非常に大きな一幕が描かれるはず。次回で政が新鄭へ赴くかどうかに注目です。


まとめ:熱を帯びる戦局と政の覚悟

キングダム第845話「閼与の軍勢」は、静かながらも確実に戦の足音が近づいていることを実感させる回でした。政の覚悟、王翦の布陣、閼与の再興――すべてが李牧との最終決戦に向けて集束しつつあります。

果たして、秦は統一へと邁進できるのか。それとも内部から崩れてしまうのか。

次回846話が今から待ちきれません!

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