開戦早々秦軍の最重要戦線で戦慄の事態が発生!
楊端和率いる山界の民フィゴ王ダントの猛攻で趙軍第一陣が崩れかけたその時、遠距離から放たれた一矢が、戦局を一変させる。
その矢を放ったのは、「中華十弓」現一位と評される伝説の弓使い、青華雲(せいかうん)だった!!!
ダントは致命傷を負いながらも、自身の命よりも「死王」楊端和の危機を察知し、最期の力を振り絞って警告を送ります。そして、楊端和が敵の誘いに乗り、本陣を離れた瞬間、冷酷な李牧の策略が牙を剥きます。
衝撃的なダントの壮絶な最期?
李牧が戦場に呼び込んだ「慈悲なき弓矢」青華雲の恐るべき能力、そして楊端和を直撃した一矢がもたらすのか?
秦軍全体の危機!中華統一をかけた大戦は、初日から予想外の展開に突入していく!!!
楊端和の未来は?秦軍の逆襲の鍵とは
中華十弓・青華雲の矢がもたらす恐怖
楊端和を貫いた青華雲の一矢は、単なる「一撃」では終わりません。
この攻撃によって、山界の民の心の拠り所である「死王」が倒れたとなれば、戦意喪失や混乱が広がるのは必至。これは、李牧が最も狙っていた状況でしょう。つまり「敵の柱を最初に折ることで、残りの建物ごと倒す」という戦術です。
趙軍の次の一手は、まさにそこを突いてくるはずです。
- フィゴ軍への総攻撃
- 楊端和不在による指揮系統の混乱
- 他の部隊への波及(バジオウ軍・壁軍)
秦軍は全体的に“序盤での壊滅リスク”に晒されており、それを打開できる「次の一手」が急務となります。
次回予想|信・蒙恬・王賁の動きに注目!
1. 信たちはこの急報をどう受け止めるのか?
現時点で戦場には信・王賁・蒙恬の三大将が配置されている可能性がありますが、855話では彼らの動きは描かれていません。
しかし、この急報が届けば、彼らがどう動くかは今後の展開の鍵となるでしょう。
- 信:楊端和に深い敬意を抱いている。黙っていない。
- 王賁:冷静な戦術家だが、情を重んじる面もある。
- 蒙恬:戦場全体の俯瞰と判断に優れる。
この三将がどう動くかによって、秦軍の運命は大きく変わってくるはずです。
2. バジオウ軍の可能性と山界の反撃
バジオウは楊端和の片腕であり、楊端和が倒れるようなことがあれば、彼が指揮をとる展開が濃厚です。
彼が怒りのままに突撃するのか、それとも楊端和の遺志を受け継ぎ、冷静に指揮をとるのかは不明ですが…
- 山界の民の「絆」と「忠義」が再び描かれる展開
- フィゴ族の残存兵たちの奮起
- ニムシの再登場・覚醒
こういった展開は、読者に再び「山の民の強さ」を印象付ける可能性があります。
3. 李牧サイドの次なる一手は?
李牧の視点では「楊端和は仕留めた」と思っているはず。
- すぐに総攻撃を仕掛けてくるのか
- 他の将軍にターゲットを切り替えるのか
- 楊端和の生死を確認しにくる使者を送るのか
このあたりの緻密さ・冷酷さも、李牧らしい戦術として次回描かれるかもしれません。
855話の意義と今後の「完全攻略戦」のゆくえ
1. ダントの最期が語る「忠義と愛」
855話で最も感動的だったのは、やはりダントの最期です。
- 愛する楊端和を守ろうとした忠義
- 自らの死をもって警告を遺した覚悟
- ニムシに託した最後の願い
この行動がなければ、楊端和は完全に不意を突かれ、命を落としていた可能性もあります。ギリギリでニムシが到着したにもかかわらず、矢を受けてしまった楊端和――この描写はあまりにも非情で、リアルな戦争の残酷さを感じさせました。
2. 青華雲という“異質な存在”の本質
青華雲はただの弓の名手ではありません。
- 人の感情を無視したような冷徹さ
- 技術の粋を極めた弓術
- 自身を「殺戮装置」と称する異端の存在
このようなキャラは、キングダムの中でも屈指の「読者に衝撃を与える存在」と言えます。彼が再び楊端和を狙うのか、それとも次の将軍(例:王賁や信)に矢を向けるのかは、今後の展開において非常に重要です。
3. そして、楊端和の生死は…?
現在、楊端和は「矢で貫かれた」ものの、即死ではありませんでした。
- どの部位を射られたのか
- 彼女が立ち上がる可能性はあるのか
- 周囲の兵たちがどう動くのか
読者としては、このカリスマ将軍がこのまま退場してしまうことは考えたくないはず。しかし、戦場に慈悲はない――そのことを誰よりも知っているのは、彼女自身かもしれません。
まとめ:最強の策略 vs 最強の忠義
第855話「慈悲なき弓矢」は、キングダム屈指の緊迫感を持つ神回でした。
- フィゴ王ダントの壮絶な死
- 中華十弓・青華雲の初登場と実力
- 李牧の緻密な誘導作戦
- 楊端和の負傷による秦軍の壊滅危機
これらすべてが重なり合い、趙完全攻略戦は「最序盤での秦軍崩壊」という、これまでにない危機的展開を迎えています。
次回以降は、以下の点が要注目ポイントとなります:
- 楊端和の容態と山界の民の士気
- 青華雲の次なるターゲット
- 李牧の次なる戦略
- 秦軍三将(信・王賁・蒙恬)の動き
- 総大将・政からの新たな号令
