漫画「ばらかもん」の最終回はひどい?なぜ打ち切りと言われているのか理由を解説

「ばらかもん」の最終回はひどい?なぜ打ち切りと言われているのか理由を解説

主人公、半田清舟が書道界の重鎮を殴った罰によって長崎の五島列島で暮らすことになり、書道家として成長していくストーリーの”ばらかもん”。

書道家が主人公という他にあまり見かけることのないヒューマンストーリーというだけあって、アクションやバトルのような激しさはありませんが、ほのぼのとした物語が人気です。

そんな「ばらかもん」は、2008年4月号に、「ガンガンパワード漫画雑誌」に掲載。

当初、1話完結でしたが、じわじわと人気が出てきた為2008年10月号に第2話、2009年4月号に第3話が掲載、2009年2月にコミック配信サイトの「ガンガンONLINE」で2019年まで配信され好評でした。

ですが、”ばらかもん”は「打ち切りした」と噂されています。10年連載が続き、人気が高くアニメ化もされた”ばらかもん”は本当に打ち切りしたのでしょうか。噂を徹底的に調べてみました。

目次

「ばらかもん」作品情報

作品名ばらかもん
作者ヨシノサツキ
連載雑誌ガンガンONLINE
出版社スクウェア・エニックス

~作品紹介~

とある島に移住生活をすることになった若きイケメン書道家・半田清舟。都会暮らししかしたことのないそのぼっちゃん先生が、(1)トラクターで公道をドライブ (2)自分のうちが中学生のたまり場になる (3)知人が玄関から入ってくれない…などの困難に立ち向かう、ほのぼのアイランドコメディ!!

「ばらかもん」第1巻より引用

物語は長崎県五島列島を舞台に、都会育ちの書道家と島民の交流を描いています。タイトルの「ばらかもん」は五島列島の方言で「元気者」を意味しており、作者ヨシノサツキ先生の短編集にも関連キャラクターが登場しています。

そんな「ばらかもん」は2013年9月にアニメ化が発表され、2014年7月から9月まで放送されました。2018年12月12日発売の第18巻で完結しましたが、今でのその人気は根強いです。

「ばらかもん」は打ち切りで最終回を迎えた?

”ばらかもん”は2018年12月発売の第18巻で最終回を迎えました。2018年6月発売の17巻の予告で、次の第18巻で終わると発表されたのです。

そのラストはどうだったかというと・・・打ち切りの情報はないので、円満完結であったと考えられます。

2023年にはドラマ化もされ、まだまだ人気は衰えてはいないように見えますが、なぜ打ち切りしたと言われるのでしょうか。次の項で詳しく解説していきます。

「ばらかもん」はなぜ打ち切りしたと言われるのか?3つの理由を解説

「ばらかもん」はなぜ打ち切りしたと言われるのか?3つの理由を解説

「ばらかもん」が打ち切りしたと言われている理由を3つ挙げました。

  • 最終回のストーリー展開が早すぎるため
  • ばらかもんの後に始まる連載が決まっているため
  • 初めのころより人気が落ちてきたため

それぞれ解説していきます。

①最終回のストーリー展開が早すぎるため

①最終回のストーリー展開が早すぎるため

ばらかもんは、17巻の最後に次の18巻で終わると発表されました。

しかし、18巻を読んだ人たちからは、「ストーリーが早すぎる」「期待外れ」「物足りない」などという意見が多く聞かれたのです。

また、書道家に詳しい人は主人公の行動に疑問を持つ人が多くいて、最終回は慌てて仕上げたような感じがあるので、打ち切りしたのではと噂が広まったのでしょう。

②ばらかもんの後に始まる連載が決まっているため

②ばらかもんの後に始まる連載が決まっているため

ばらかもんの次の連載が決まっているために、最終回を急いだと言われています。

次の連載は「ヨシノズイカラ」という作品。漫画家がテーマで、ばらかもんとは全く違うテイストです。

作者が「ばらかもん」と「ヨシノズイカラ」を同時進行で進めるには無理があったのではないでしょうか。

次の連載が決まっているために、ばらかもんを早く終わらせたかったという可能性を指摘され、「打ち切りにもっていったな」と言われるようになったのではないでしょうか。

③初めのころより人気が落ちてきたため

③初めのころより人気が落ちてきたため

ばらかもんはスタートしてからじわじわと人気がでてきて、読み切り漫画だったにもかかわらず、単行本が18巻まで発行された人気の作品です。

しかし、主人公が書道家ということやストーリー展開がゆっくりでほのぼのとしていることから、刺激が少ないと離脱するファンも出てきました。

スタートしたころより人気がなくなってきた為に、打ち切りしたような最終回になったのではないかと言われています。公式からは打ち切りの発表はありませんが、最終回をむかえたので連載は終了しました。

また、18巻が発売されたと同時に「18+1」という総集編の単行本が発売されていて、ファンはこの「18+1」が本当の最終回だと言っている人もいます。

ばらかもんは終了してしまいましたが、また新たなストーリーが始まることを期待しましょう。

「ばらかもん」は打ち切りではない!最終回の展開をネタバレ

先の項で解説したとおり、「ばらかもん」は打ち切りではなく、円満完結でした。ここからは、打ち切り完結ではなく円満完結となった「ばらかもん」の最終回について少しまとめます。

「ばらかもん」の最終巻である第18巻では、物語の主人公である半田清舟が島での生活に完全に馴染み、村の行事にも積極的に参加するようになるシーンが描かれています。最初は行事ごとに積極的ではなかったので、成長ですね。

そして年度替わりの時期に新入生の歓迎会が開かれたのですが、新しい一年生がいないため、なるたちが「新一年生は半田先生」として彼を歓迎しました。この場面は、島の住民たちとの深い絆を示す象徴的なシーンです​。

そんな半田は自分が受け取るばかりで何も返せていないことを郷長に打ち明けますが、郷長から「余っているからあげているだけ」と笑い飛ばされ、半田が気持ちよく受け取ってくれることが嬉しいのだと諭されます。

このやり取りから、半田は相手の好意を素直に受け取ることの大切さを学ぶのでした。

さらに、子供たちからのサプライズとして、巨大な半紙と大筆が用意され、半田は久しぶりに書道への情熱を取り戻し、「楽」という字を書き上げます。このシーンは、彼が再び書道家としての自信を取り戻す重要な瞬間です。

そして最終話では、東京にいる浩志に、なるから「楽」と書かれた書道作品の写真が送られ、彼もまた半田の変化と成長を感じ取るのでした。

そんな感じで「ばらかもん」という物語は、半田と島の子供たちが一緒に夕日を眺めるシーンで締めくくられ、島での日常が続いていくことが描かれ幕を閉じるのでした。

全体として、第18巻は半田が島の生活に深く根ざし、住民たちと共に成長していく姿を描いた感動的な結末となっており、「ばらかもん」らしい平和なラストでした。

打ち切りと言われる「ばらかもん」の評価

主人公の半田清舟をはじめ、島の住人たちや子どもたちなど、個性的で愛らしいキャラクターが多数登場しますが、特に子どもたちの無邪気な行動や言葉が、物語にユーモアと温かみを加えていてよかったです。

島の自然や人々との触れ合いを通じて成長していく清舟の姿が感動的です。都会での生活と島での生活の違いを感じながら、シンプルな生活の中にある喜びや人間関係の温かさに触れることができて面白かった。

島の風景や自然の美しさが細かく描かれており、視覚的にも楽しめる作品です。また、書道のシーンも丁寧に描かれており、芸術的な要素も多く面白かったです。

作中には多くのユーモラスなシーンがあり、特に清舟と島の住人たちとの掛け合いは多くの笑いを誘います。日常の中での小さな事件やハプニングが、軽快なコメディ要素として描かれている点は高評価です。

「ばらかもん」は単なるコメディや日常系の作品ではなく、キャラクターの内面的な葛藤や成長も描かれています。特に清舟の自己探求や、自分の価値を見つける旅が深く描かれており、多くの共感を覚えました。

ストーリーの進行が遅いと感じることがあります。日常系のストーリーであるため、大きな事件や劇的な展開が少なく、その点が物足りないと感じました。

ユーモアやコメディ要素が多い作品ですが、その笑いのスタイルが合わないと感じる人がいるかも。特に、田舎特有の方言や文化的なギャグが理解しにくいと感じる読者が出てくると思います。

主人公の半田清舟の成長がゆっくりであると感じました。彼の内面的な葛藤や自己探求が繰り返されることで、成長の過程がやや冗長に感じます。

ストーリーが予測可能であると感じることがあります。島での生活や人間関係がメインテーマであるため、驚きや意外性に欠けました。

島の住人たちや子どもたちなど、登場人物が多く、キャラクター同士の関係が複雑に感じられることがあります。特に初めて読む読者にとって、誰が誰なのか混乱するのではないでしょうか。

まとめ

本記事では、「ばらかもん」の打ち切りに関する情報を網羅的にまとめました。

改めてまとめると、「ばらかもん」は打ち切りを確定する情報はなく、あくまでも噂であることが分かりました。

打ち切りであれば作者が何かコメントすると思いますが、それもなし。ゆえに、打ち切りではなかったと考えています。

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