アニメ化、そしてyoasobiのオープニング「怪物」によって後押しされた漫画「ビースターズ」。
知名度も高くかなりの人気漫画なのですが、実は打ち切りで最終回を迎えたという噂が流れています。
実際のところ、本当に打ち切りだったのでしょうか。詳しくは、本記事で解説していきます。
「ビースターズ」作品情報
作品名 | ビースターズ |
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作者 | 板垣巴留 |
連載雑誌 | 週刊少年チャンピオン |
出版社 | 秋田書店 |
~作品紹介~
肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
「ビースターズ」第1巻より引用
『BEASTARS』は「板垣巴留」先生による作品で、肉食獣と草食獣が共存する世界の全寮制学校を舞台にした群像劇です。
同様のテーマで短期連載された『ビーストコンプレックス』から派生し、主人公を高校生に変えて連載が決定。
高校生ライフを描くが、ほのぼの系ではなく、表面上は平和だが歪んだ世界で、動物たちにより人間の本性が描かれ、種族間の友情や恋、対立が描かれる内容となっています。
作品としては、2018年第42回講談社漫画賞・少年部門受賞。累計発行部数は750万部を超え、2019年10月にはアニメ化されNetflixで配信されました。
漫画「ビースターズ」は打ち切り完結だったのか?
さっそく結論を言うと、「ビースターズ」は打ち切り完結だったと確定する情報はありません。
累計発行部数は750万部を超え、アニメ化にもなっているほどの人気作品なので、打ち切りになる理由がないのが現状です。
しかし、なぜかビースターズには打ち切り説が広まっています。
こちらについては次の項で詳しく解説していきます。
「ビースターズ」が打ち切り完結でひどい最終回と言われている3つの理由
- 終盤の展開から打ち切りだと勘違いされた
- 問題が解決しないまま連載が終了した
- アンチによって打ち切りだと噂されるようになった
考えられる要因は上記の3つです。
それぞれ解説していきます。
①終盤の展開から打ち切りだと勘違いされた
「ビースターズ」は肉食動物と草食動物の共存をテーマにした物語。繊細なテーマを描き切るため、細かい設定や肉食動物と草食動物それぞれの心理描写が丁寧に描かれてきました。
登場するキャラクターが全て動物でありながら、人間のように悩み、葛藤する姿が丁寧に描かれています。
しかし、丁寧だった描写がクライマックスでは一変し、駆け足ぎみで連載が終了となりました。
丁寧だった序盤、中盤に対し、クライマックスが駆け足で終わってしまったことから打ち切りだと勘違いする人が増えたと考えられます。
②問題が解決しないまま連載が終了した
「ビースターズ」のテーマである肉食動物と草食動物の共存という問題に対してどのような答えが描かれ、散りばめられた伏線はどう回収されるのか。肉食動物と草食動物のハーフとして生まれた者はどうやって生きていけばいいのか。
読者の誰もが気になっている部分でしたが、残念ながら連載の中で問題が解決するような答えは描写されず、テーマの核心に触れないまま連載が終了しました。
また、散りばめられた伏線も全てが回収されたわけではなく、投げっぱなしのまま回収されなかった伏線もいくつかあります。
読者が1番気になっていた問題への解決策が提示されず、未回収の伏線も多いことから打ち切りになったと噂が流れるようになりました。
③アンチによって打ち切りだと噂されるようになった
どんなに人気のある漫画であっても万人から大絶賛されるわけではありません。
「ビースターズ」はマンガ大賞2018で大賞を受賞し、アニメは3期まで制作されました。主題歌はYOASOBIが担当という力の入れようで人気を博した作品です。
認知度が高く、人気が高いということは多くのアンチがいてもおかしくないとも考えることができます。ファンの中にも終わり方に納得できない人がいるのであれば、アンチが終わり方に文句をつけてもおかしくありません。
中途半端は終わり方だから打ち切りだろというアンチの心ない声が広がり、打ち切りだという噂が流れるようになったのではないでしょうか。
「ビースターズ」が打ち切り完結と言われている理由まとめ
- 終盤の展開から打ち切りだと勘違いされた
- 問題が解決しないまま連載が終了した
- アンチによって打ち切りだと噂されるようになった