「一ノ瀬家の大罪」の打ち切り理由は何?意味不明でつまらないから完結?

タイザン5による漫画作品、“一ノ瀬家の大罪”。2022年50号から2023年49号まで週刊少年ジャンプにて連載されていました。

事故により全員が記憶喪失になった家族を描いたサスペンスで、新時代ホームドラマとしてハートフルファミリーなストーリーが話題となった作品です。

2023年10月時点で累計部数が45万部を突破した“一ノ瀬家の大罪”ですが、一部では打ち切りの噂が囁かれているようです。

本記事では、本当に“一ノ瀬家の大罪”は打ち切りなのか、なぜ打ち切りと言われているのかを解説していこうと思います。

目次

「一ノ瀬家の大罪」作品情報

作品名一ノ瀬家の大罪
作者タイザン5
連載雑誌週刊少年ジャンプ
出版社集英社

~作品紹介~

一ノ瀬翼は、事故で記憶を失ってしまった中学生。無事に家族と対面するも、彼らも事故で全員記憶喪失になっていた。記憶を取り戻すために嘘の思い出話で絆を深めた翼たちだが、自宅に帰ってみると自分たちは思っていたような家族ではなかった事に気付かされ――!?

「一ノ瀬家の大罪」第1巻より引用

『一ノ瀬家の大罪』は、タイザン5先生による作品。『週刊少年ジャンプ』にて2022年から2023年にかけて連載され、2023年10月時点で累計部数が45万部を突破しています。

この作品は、事故により全員が記憶喪失になった家族を描いたサスペンスで、本作は「新時代ホームドラマ」として、「ハートフルファミリー」なストーリー展開によって話題になりました。

「一ノ瀬家の大罪」は打ち切りだった?

“一ノ瀬家の大罪”は、2022年11月に週刊少年ジャンプで連載を開始してからわずか1年ほどで連載終了となり、打ち切りとなってしまったようです。

作者であるタイザン5先生の前作、“タコピーの原罪”がヒットしたことから、“一ノ瀬家の大罪”には期待の声が非常に多くありました。

しかし、“一ノ瀬家の大罪”への評価は予想よりも思わしくなく、全48話で単行本は累計45万部を売り上げるほど人気を獲得していたものの、残念ながら打ち切りになってしまいました。

なお、最終回の掲載に際して作者のTwitterでは、「突然の終了となってしまい、申し訳ありません。一ノ瀬家の大罪を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!」と感謝の言葉を述べていました。

「一ノ瀬家の大罪」が打ち切りした3つの理由

  • 週刊少年ジャンプの読者アンケートによる評価が悪かったため
  • 内容についていけず読者離れが加速したため
  • 世界観が週刊少年ジャンプに合わなかったため

“一ノ瀬家の大罪”が打ち切りした理由は、主に上記の3つになります。

1つずつ詳しく解説していきますので、早速見ていきましょう。

①週刊少年ジャンプの読者アンケートによる評価が悪かったため

週刊少年ジャンプでは、読者アンケートの結果が良い作品の順番から、雑誌内で掲載されるとされています。

そのため、一番人気の作品は一番初めのページから掲載され、アンケートで最下位となった作品は、雑誌の一番最後に掲載されることとなります。

“一ノ瀬家の大罪”が週刊少年ジャンプに掲載されていた時には、読者アンケートの結果が悪く、常にワースト3に入っていたようです。

全48話で単行本は累計45万部以上を売り上げるほど人気を獲得していたものの、週刊少年ジャンプの厳しいルールの上、止むを得ず打ち切りとなってしまったようでした。

過去にも週刊少年ジャンプではいくつもの作品が、読者アンケートによって打ち切りになってしまっています。

そのため「ジャンプってシビアなんだ」「読者アンケートの重要さを感じる」など、ジャンプの厳しい現実を目の当たりにし、残念な思いを抱える読者は多くいるようです。

②内容についていけず読者離れが加速したため

“一ノ瀬家の大罪”は、読者から「意味不明」と言われることが多くあったそうです。

と言うのも、“一ノ瀬家の大罪”の物語は「過去」、「現在」、「夢の中」の3つの視点で描かれており、いつの状況が描かれているのかをその都度理解するのが難しいと感じる読者が多くいたようです。

あらすじは、家族旅行先で事故に遭い、家族全員が記憶喪失になってしまうストーリー。家族全員が過去に闇を抱えており、またループを何度も繰り返している状況で、今の世界は2000回目という設定です。

物語はこの家族が見ている夢であることが示唆され、現実では時間が進行していることから、現実と夢の狭間で揺れ動く展開が続いているようです。

あまりにも複雑な設定に読者はついていけず、戸惑いの声も多く上がりました。

この複雑な物語こそ“一ノ瀬家の大罪”の魅力なのかもしれませんが、何度も読み返さないと一度で理解するのは難しいと感じる人も多く、読者離れが加速してしまったようでした。

③世界観が週刊少年ジャンプに合わなかったため

“一ノ瀬家の大罪”は、ホームドラマの中にサスペンスやSF要素が盛り込まれ、緊張感やハラハラ感が絶え間なく続きます。

読者が感じるのは、“一ノ瀬家の大罪”は面白いけど重たい漫画であること。この重さが果たして週刊少年ジャンプの世界観に合うのかと言われると、そうではないと感じる人も多くいました。

週刊少年ジャンプの読者層は主に、小学生から高校生とされています。

雑誌キーワードは「友情・努力・勝利」とし、以前は全ての掲載作品のテーマにこの要素または繋がるものを最低1つ、必ず入れることが編集方針とされていました。

そのような雑誌に、内容の理解が難しく、家族の絆やストーリーの重さを感じさせられる“一ノ瀬家の大罪”は、「合わない」と違和感を覚える人も多かったようです。

連載当初は、「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門で3位に入るなど、高評価を得ていた作品でしたが、読者アンケートの評価は低評価が続き、打ち切りへと繋がってしまったようです。

まとめ

本記事では、「一ノ瀬家の大罪」の打ち切り理由についてまとめました。改めてまとめると、以下の理由で打ち切りになっているようです。

  • 週刊少年ジャンプの読者アンケートによる評価が悪かったため
  • 内容についていけず読者離れが加速したため
  • 世界観が週刊少年ジャンプに合わなかったため

タイザン5先生は「タコピーの原罪」を描いた方でもあります。今回は残念でしたが、次回作には期待したいですね。

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