シリーズ累計360万部を突破した超人気作品「月が導く異世界道中」。2024年1月からアニメ化もスタートしており、その知名度は一気に爆発しました。
そんな「月が導く異世界道中」が打ち切りで連載終了したと言われているようですが、本当なのでしょうか?気になる人のために、本記事では「月が導く異世界道中」のリアルをご紹介します。
「月が導く異世界道中」の作品紹介
作品名 | 月が導く異世界道中 |
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作者 | 著者:あずみ圭 イラスト:マツモトミツアキ |
ジャンル | ライトノベル |
連載雑誌 | アルファポリス |
~作品紹介~
平凡な高校生だった深澄真は、両親の都合により問答無用で異世界へと召喚された。しかもその世界の女神に「顔が不細工」と罵られ、最果ての荒野に飛ばされてしまう。人の温もりを求め荒野を彷徨う真だが、出会うのはなぜか人外ばかり。 ようやく仲間にした美女達も、元竜と元蜘蛛という変態&おバカスペック……とことん不運、されどチートな真の異世界珍道中が始まった――!!
「月が導く異世界道中」第1巻より引用
『月が導く異世界道中』はあずみ圭によるライトノベルで、イラストはマツモトミツアキが担当しています。
略称は「ツキミチ」で、2012年に「小説家になろう」で発表され、同年にアルファポリス主催の「第5回ファンタジー小説大賞」で読者賞を受賞しました。
その後、アルファポリスから書籍版が発行され、小説家になろうとアルファポリスでの同時執筆を経て、2016年の小説家になろうの規約変更後はアルファポリスでの書籍版に注力しました。
2023年12月時点で、シリーズは電子版を含めて累計360万部を突破しています。
「月が導く異世界道中」は打ち切りで連載終了している?
いきなり結論を言うと、「月が導く異世界道中」は現在も連載中。打ち切りで連載が終了する気配はないのですが、ではなぜ「打ち切り」や「連載終了」が噂されているのでしょうか。
一部の方から噂されているのではなく、SNSを見る限りではけっこうな人数が噂しているようです。いろいろと調査してみましたので、結果について次の項で詳しく解説します。
「月が導く異世界道中」が連載終了や打ち切りしたと言われている理由
- ①「小説家になろう」の連載が削除されたため
- ②発売が従来より遅れた時期があった
- ③SNSで噂が拡散されてしまった
噂の理由をまとめると、上記3つとなります。
それぞれ解説していきます。
①「小説家になろう」の連載が削除されたため
2012年に「小説家になろう」というサイトで発表された、「月が導く異世界道中」。
同年にアルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読書賞を受賞し、同社から書籍版も発行され、「小説家になろう」とアルファポリスの書籍で同時執筆されてきた作品です。
しかし、2016年に「小説家になろう」の規約変更によりウェブ版の執筆を停止し、アルファポリスでの書籍版の連載に注力するようになったようです。
そのため、2016年には「小説家になろう」から月が導く異世界道中の作品は削除されることとなってしまったのです。
これまで連載されていた作品が突然削除されてしまったことから、読者からは「何かトラブルがあったのでは…」「まさか打ち切り?」と言った噂が広まってしまったようです。
実際には打ち切りになった訳ではありませんが、この出来事が打ち切りになったのだと読者が誤解を招き、混乱してしまう結果となってしまっているようでした。
②発売が従来より遅れた時期があった
「月が導く異世界道中」の小説は、基本的にはおよそ4ヶ月前後のペースで発売されています。
読者も目安として、新刊が発売されてから4ヶ月前後で次巻が発売されるものだと予測していたものの、14巻が発売されてから15巻が発売されるまでに約2年も空きました。
また漫画版においては、最新刊はおよそ前巻の発売から8ヶ月以内に発売される傾向があったものの、11巻の発売後は9ヶ月の間が空いていたそうです。
発売のペースが従来よりも遅れた理由は明らかになっていないようですが、従来の発売のペースがずれたことで読者からは「まさか連載休止?」「打ち切りになったの?」といった声が殺到したようです。
なお、ラノベのコミカライズ作品は打ち切りになることはあるそうですが、「月が導く異世界道中」は例外だと言われているそうです。
③SNSで噂が拡散されてしまった
「月が導く異世界道中」は電子版を含めたシリーズ累計部数が360万部を突破し、アニメ化もされるほどの大人気作品となっています。
人気があるが故に、上述した通り「小説家になろう」から削除された件や、発売が遅れたことについての情報がSNSで多く拡散されました。
また、アニメは2024年1月~6月まで2期が放送されましたが、物語としては途中で終わっています。これにより、打ち切りと勘違いした人も多いようです。
それもあってか、確かな情報ではないのにも関わらず、誤った情報がSNS上であっという間に広まり、まるで本当に打ち切りになったかのような印象が多くの人たちに根付いてしまった結果となっていました。
今では多くの人たちが利用している情報媒体なため、SNSでの情報の広がりは非常に早く、また信憑性のない情報を鵜呑みにしてしまう人も少なくはないようでした。
「月が導く異世界道中」が今後打ち切りになる可能性について考察
打ち切りの噂が流れていることについてまとめたところで、最後は媒体ごとに今後打ち切りになる可能性がないかまとめていきます。
現在、「月が導く異世界道中」はライトノベル、漫画、アニメと様々なメディアに展開しているのですが、すべて打ち切りにならないのでしょうか。まずはライトノベルから考察していきます。
①ライトノベルが打ち切りになる可能性
「月が導く異世界道中」はライトノベルがスタートなのですが、当然ながら漫画やアニメ以上に物語は進んでおり、巻数も多いです。
2012年に「小説家になろう」で発表された作品なので、すでに10年以上も連載を続けている作品。根強い人気もあり、また完結はまだまだ先の様子。
そう言った理由から、ライトノベル版の「月が導く異世界道中」は打ち切りになる可能性は限りなく低いでしょう。
②漫画が打ち切りになる可能性
ライトノベルの物語を漫画バージョンで描いているということもあり、進み具合はかなり遅い。ライトノベルの半分も漫画化になっていません。
そんな漫画版「月が導く異世界道中」が打ち切りになる可能性ですが、可能性としてはゼロに近いと考えています。というのも、出せば出すほど儲かるはずだからです。
「月が導く異世界道中」は2012年から根強い人気があるので、当時好きだった人は当然その分年を取って、その分使えるお金も増えているはずです。
そういったこともあり、漫画版「月が導く異世界道中」は打ち切りにならず、ライトノベル版と合わせて連載は継続するでしょう。
③アニメが打ち切りになる可能性
アニメに関しては放送枠が決まっているので、今後放送はされない可能性はかなり高いです。
現状は第2期まで放送されましたが、それ以上先のアニメ化は、ジャンプ作品などのもっと大衆向けの作品しかほとんどないです。
そういった理由で、「打ち切り」というわけではないのですが、第二期まででアニメ化は終了すると予想しています。
まとめ
本記事では、「月が導く異世界道中」の打ち切り情報についてまとめました。結論、打ち切りにはなっておらず、今後もその可能性は限りなくゼロに近いです。
しかし、それでも以下のような理由で「月が導く異世界道中」には打ち切り説が流れている状況です。
- ①「小説家になろう」の連載が削除されたため
- ②発売が従来より遅れた時期があった
- ③SNSで噂が拡散されてしまった
基本的に心配はしなくて大丈夫なので、「月が導く異世界道中」のファンの方は安心してもらって大丈夫ですよ。