第29回講談社漫画賞少年部門を受賞したカペタ。その後はアニメ化にもなるなど、マガジン作品の中の人気作の一つです。
しかし、そんなカペタによからぬ噂が・・・というのも、何やら打ち切りしたとかしていないとか・・・
噂は本当なのか?本記事で徹底的に解説します。
「カペタ」作品情報
作品名 | カペタ |
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作者 | 曽田正人 |
連載雑誌 | 月刊少年マガジン |
出版社 | 講談社 |
~作品紹介~
少年は、サーキットという名の“戦場”に征く!小学校4年生の平勝平太(通称カペタ)は、幼い頃に母を亡くし、仕事が忙しい父と二人暮らし。大好きな父を心配させまいと、カペタはいつもガマンばかり。唯一夢中になれるのは、かっこいいクルマを見ながら、運転のマネをするときだった。そんなある日、父が仕事先から持ち帰った“ある物”が、カペタの運命を大きく変えることになる!!
「カペタ」第1巻より引用
『capeta』は「曽田正人」先生と「冨山玖呂」先生によるモータースポーツを題材とした作品で、2003年から2013年まで『月刊少年マガジン』に連載され、全32巻で完結しました。
この作品は第29回講談社漫画賞少年部門を受賞し、テレビアニメ化もされました。
物語はカートに魅せられた少年・平勝平太(カペタ)が主人公で、彼の天才的な走りやライバルとの戦い、レース界の厳しい実力主義、そして個人活動の困難を描いています。
最終的にカペタは逆境を乗り越えていき、プロレーサーを目指してヨーロッパへ旅立つところで物語は終わります。
「カペタ」は打ち切りで完結だった?連載終了の理由を解説
- ①主人公が夢を叶える前で完結しているため
- ②アニメが途中で終わっているため
- ③内容がつまらないため
噂の理由をまとめると、上記3つとなります。
それぞれ解説していきます。
①主人公が夢を叶える前で完結しているため
“capeta”は、主人公の平勝平太がプロのレーサーを目指す、曽田正人先生による漫画作品。単行本は全32巻で、2013年に完結しました。
完結したのは打ち切りとなった訳ではなく、作者の曽田正人先生が納得のいく形で最終回を迎えたとしっかりと公表されています。
しかし、主人公の夢が叶うシーンが最終回にあるのかと思いきや、「俺たちの戦いはこれからも続く」というセリフで終わり、夢が叶う場面を読者は見ることはありませんでした。
そのため、不完全燃焼だと感じる読者は多く、「これって打ち切り?」「打ち切りだから無理やり物語を終わらせた?」など打ち切り説が浮上してしまったようです。
32巻も続いた大人気作品であることから、最後はバシッと夢が叶うシーンが見たかったと残念に思う人も少なくはなかったようです。
②アニメが途中で終わっているため
“capeta”は、2005年10月~2006年9月まで、テレビ東京系列でアニメ放送されました。
約1年の間で全52話が放送されたのですが、原作漫画の内容を全て描き切っている訳ではなく、原作漫画でいう11巻前後までの内容が放送されたと言われています。
全32巻ある漫画を約1年のアニメ放送で描くことは難しいと分かっているものの、原作漫画のおよそ2/3がアニメで描かれずに終わってしまったために、打ち切りだと誤解する人もいたようです。
また、原作漫画を知らない人からすると、「突然終わった」「続きはないの?」とモヤモヤが残る形となり、打ち切りの噂に繋がってしまったようでした。
なお、52話もアニメ放送されることは珍しいため、人気のある作品であることは間違いなく、また打ち切りになることも考えにくいでしょう。
③内容がつまらないため
“capeta”はカートに魅せられた少年(主人公:平勝平太)が徐々に支援者を増やしながら、様々な逆境を乗り越えていく物語です。
貧乏な少年がひょんな事からカートの世界に入り込み、その後プロのレーサーを目指すストーリーですが、本作品の面白さは「ゴーカートをやっていた小学生編まで」という声が多く見受けられました。
それ以降は、「しょうもないサクセスストーリーに成り果ててしまっている」「最初が面白かっただけに失速感が残念」など、内容に対してマイナスなコメントが相次いでいます。
「何がしたいのか分からない」「求めている話からかけ離れていった」など、“つまらない”という声が多く上がり、インターネット上では「このままだと打ち切りになるのでは」と心配の声も続出したようです。
序盤の面白さに比べて、だんだんと面白さに欠けてしまっていることで、いつ打ち切りになってしまうのかと不安に思う人も少なくはなかったようです。
まとめ
「カペタ」打ち切り説の理由
- ①主人公が夢を叶える前で完結しているため
- ②アニメが途中で終わっているため
- ③内容がつまらないため