漫画「ダイヤのA」の最終回はひどい!?賛否両論の終わり方まとめ

漫画「ダイヤのA」の最終回はひどい!?賛否両論の終わり方まとめ

ダイヤのAは、甲子園出場を目指す高校球児たちを描いた人気漫画です。

平成後期を代表するスポーツ漫画の1つともいえる本作ですが、2022年に迎えた最終回は「ひどい」「打ち切り」などと騒がれ、なんとも後味の悪い幕切れになってしまいました。

そこで今回は、ダイヤのAの最終回が不評だった理由、および最終回に込められた作者の真意について解説します。

「ダイヤのA」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由を知りたい人は必見です。

目次

「ダイヤのA」の作品紹介

「ダイヤのA」の作品紹介
「ダイヤのA」第1巻より引用
作品名第1部:ダイヤのA
第2部:ダイヤのA actⅡ
作者寺島裕二
巻数第1部:全47巻
第2部:全34巻
連載雑誌週刊少年マガジン
連載期間第1部:2006年~2015年
第2部:2015年~2022年

~あらすじ~

中学全国大会を目標としていた沢村栄純(さわむら・えいじゅん)。最後の大会は自らの暴投で敗退してしまう。仲間とともに高校でリベンジを誓うなか、名門、青道高校野球部からスカウトが来る。見学に訪れた沢村は、いきなりエリート校の洗礼を受けることに!名キャッチャーの呼び声高い御幸一也(みゆき・かずや)との出会いが沢村の高校野球への情熱を目覚めさせる!!

「ダイヤのA」第1巻より引用
ダイヤのAのワンシーン
「ダイヤのA」1巻より引用
©寺嶋裕二/講談社
読んだ感想

この漫画の個人的に一番面白いところは、野球シーンや野球進学校についての描写の細かさです。今まで私が読んできた野球漫画の多くは必殺技でライバルを倒すものが多かったです。

しかし、この作品の登場人物たちは一流の高校球児ばかり。試合では球種の読みや投手心理や捕手心理の読みあい、チームで狙い球種を絞り相手投手にプレッシャーをかける、また練習シーンも描写が丁寧です。

本当に甲子園を目指す高校球児を見ているかのような臨場感があり、漫画であることも忘れて推しの高校を応援してしまいます。

「ダイヤのA」の最終回はどんな話?

物語は青道と広喜の試合の5回表から。甲子園は大歓声に包まれています。

応援団のメンバーも甲子園の大歓声に圧倒されているようです。自分たちの歓声だけでなく、相手の応援もここまで届くのかと。

応援しているメンバーにはベンチ入りできなくて悔しい思いをしているものもいるようです。

スコアは3対1と青道がやや有利な状態。最終回では4番打者の御幸がホームランを打ってスタンドを沸かせるところが描かれています。

この試合の先発は降谷ではありませんでした。降谷は1回戦の試合で、5安打1失点の完投、役割は充分すぎることに果たしていたと言えるでしょう。

そしてついにクライマックスでは、背番号1番の沢村がアップして出てくるところが描かれていました。

沢村が登場したことで甲子園はさらなる大歓声に包まれました。9番の川上からの継投でマウンドに上がる沢村。

実は沢村がスタメンではなかったのは、医者から軽く注意を受けていたと言う理由があったのです。

医者はしばらく投げなければ治るものだと言っていたので、沢村はこの試合で投げたいのを途中まで我慢していたのでした。

沢村の体調は万全です。沢村はここまでの戦いのことを思い起こしています。

ここからが沢村伝説の始まりと沢村が意気込むところで物語が終了しました。

「ダイヤのA」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由

  • ひどいと言われる理由①:第2部の「ダイヤのA act.2」が唐突な終わり方だった
  • ひどいと言われる理由②:野球漫画なのに甲子園がほぼ描かれていない
  • ひどいと言われる理由③:回収されていない伏線が多々ある
  • ひどいと言われる理由④:裏切られた感がすごい
  • ひどいと言われる理由⑤:打ち切りのイメージが強く残ったため

ダイヤのAがひどいと言われる理由は上記の5つです。

それぞれ解説していきます。

①第2部の「ダイヤのA actⅡ」が唐突な終わり方だった

①第2部の「ダイヤのA actⅡ」が唐突な終わり方だった

ダイヤのAは、週刊少年マガジンにて2006年第24号から2015年第7号まで第1部が連載され、同年第38号から2022年第48号まで第2部「ダイヤのA actⅡ」が連載されました。

最終回がひどいと言われているのは主に「ダイヤのA actⅡ」の終わり方についてが多く、「終わり方が唐突すぎる」「これで終わり!?」と驚きを隠せない読者が多くを占めました。

内容としては、西東京大会決勝戦で強豪稲実との野球の戦いに2-1で勝利をした主人公が通う青道高校。

「王者奪還!」との記事が打たれ、これからの活躍に誰もが期待をし、注目されていくであろう状況となります。

しかし、その後の最終話において「ふはははは!新・沢村伝説の幕開けだー!」という言葉で呆気なく終わってしまいました。

これから活躍するはずの甲子園での主人公・沢村の姿を楽しみにしていた読者が多く、期待していただけに、このようなたった一言で唐突に終わりを迎えてしまった事には、不満を感じた人が非常に多くいたようです。

あまりの突然さに「打ち切りなの?」「続編のact.3があるんだよね?」など様々な憶測が飛び交う結果となり、これはひどい、期待外れなどの批判的な声へと繋がってしまっているようでした。

②野球漫画なのに甲子園がほぼ描かれていない

②野球漫画なのに甲子園がほぼ描かれていない

青道高校は西東京大会決勝戦で強豪稲実に勝利をし、甲子園出場が確定します。

高校野球の見どころともいえる甲子園は、ダイヤのAの読者たちも期待をし、当然ながら甲子園での主人公たちの活躍も見られると思っていました。

しかし、実際には甲子園での様子はほとんど描かれておらず、読者からは批判が殺到しました。

「野球漫画なのに甲子園が描かれないなんてひどい」「楽しみにしていたのに…」などのマイナスな意見が多く、不満を感じる人は多かったようです。

③回収されていない伏線が多々ある

③回収されていない伏線が多々ある

唐突な最終回を迎えたために、回収されていない伏線が所々にあったことから、読者からは不満の声が多数上がっています。

回収されていな具体的な伏線やスッキリしない点を下記に記します。

  • 最終回の前に主人公が怪我をしたくだりは何だったのか。
  • 怪我の症状はどの程度なのか。
  • 怪我をした後、どうなったのか。
  • 青道高校は甲子園ではどこまで勝ち進んだのか。
  • 成宮や美馬たちのその後や進路はどうなったのか。
  • 御幸一也はプロになれたのか。
  • 北海道代表・巨摩大藤巻高校との因縁。
  • 1年生たちの活躍フラグ…など。

最終回を迎えるにしても、過去の伏線や読者にとって気になる部分をスッキリ出来ていれば読者も納得できる人が多かったのかもしれません。

しかし、モヤモヤが残る終わり方となってしまったことで、ひどいと言われる結果となってしまっているようでした。

④裏切られた感がすごい

④裏切られた感がすごい

作者である寺嶋裕二先生が過去のインタビューでこのようなことを言っていました。

これらのインタビューからすると、まるで主人公である沢村栄純の高校生活3年間や、高校卒業後の進路までは描かれるのだろう、と感じさせられます。

  • 「沢村の3年間は描ききる」
  • 「沢村と降谷の成長は御幸が引退してから…」など。

しかし、3年生編を匂わせておきながら、実際には甲子園編も描かれることなく連載が終了してしまう結果となり、「裏切られてしまった感が強い」と批判されてしまったようです。

また、ラストシーンとなった「新・沢村伝説の始まりだー!」というセリフに関しても、批判の声が集まっています。

「ダイヤのA」と「ダイヤのA actⅡ」合わせておよそ80巻近い物語が続いてきた中で、”これからだ”といったような発言には、「今まで何を見させられてきたんだろう」「始まってなかったのかよ」などの厳しい声も上がっています。

終わり方に納得がいかない人が多い中で、最後のセリフとなった部分にも不満を感じる人も多く、火に油を注ぐ形となってしまったようです。

⑤打ち切りのイメージが強く残ったため

⑤打ち切りのイメージが強く残ったため

先述した通り、ダイヤのAの最終回ではあまりの唐突な終わり方だったために、読者から「打ち切り間違いない」という噂がネット上で騒がれていました。

16年も続いた作品なだけあって最終回のインパクトは大きく、一気にSNS等で拡散され、ダイヤのAは打ち切りであるという噂やイメージが強く残ってしまっていたようです。

実際には、当時作者が公式ツイッターで次のようなコメントをしています。

  • 無理して話を進め、みんなの進路や人生を雑には決めたくなかった。
  • 体力的に週刊ペースで原稿があがらなくなってきた。
  • 納得いかない絵が増えてきた。
  • 取材に行く時間を取れなくなった…など。

作者からのコメントが発表されてからは、打ち切りではなかったことが明らかになり、噂もそれ以上広まることはありませんでした。

しかし、それでも納得出来ない人は多くいたようです。

まとめ:「ダイヤのA」の最終回・終わり方がひどいと言われる真相

本記事では「ダイヤのA」の最終回・終わり方ががひどいと言われる理由についてまとめました。

もう一度以下にまとめます。

  • ひどいと言われる理由①:第2部の「ダイヤのA act.2」が唐突な終わり方だった
  • ひどいと言われる理由②:野球漫画なのに甲子園がほぼ描かれていない
  • ひどいと言われる理由③:回収されていない伏線が多々ある
  • ひどいと言われる理由④:裏切られた感がすごい
  • ひどいと言われる理由⑤:打ち切りのイメージが強く残ったため

作者都合による連載終了であり、打ち切りではありませんでした。

ただ、物語を追っていたファンからすると、もう少し納得のいく最終回にしてほしかったというのが本音ですよね。

ただ、最終回の出来で作品の良し悪しが決まるわけではなく、スポーツ漫画らしい熱くなれる試合はたくさんある作品です。

野球漫画で熱くなりたい人は、「最終回がひどい」という評価はいったん無視して、一度読んでみることをおすすめします。

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