「最終回がひどい」ことで有名な「ドメスティックな彼女」ですが、何がひどかったのか知りたいですか?
本記事では、海外でも炎上した「ドメスティックな彼女」の最終回についてまとめました。
なぜひどいと言われるのか。どのような最終回だったのかをまとめます。
「ドメスティックな彼女」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由を知りたい人は必見です。
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「ドメスティックな彼女」の作品紹介
作品名 | ドメスティックな彼女 |
作者 | 流石景 |
巻数 | 全28巻 |
連載雑誌 | 週刊少年マガジン |
連載期間 | 2014年4月23日-2020年6月10日 |
~あらすじ~
高校生・夏生は明るくて人気者の教師・陽菜にかなわぬ恋をしていた。だが、合コンで出会った陰のある少女・瑠衣と関係をもってしまう。そんなとき、父が再婚することに。相手が連れてきた子供が、なんと陽菜と瑠衣で!?カゲキな新生活が今、始まる!
「ドメカノ」第1巻より引用
カラオケ合コンの後の行きずりの関係だった2人の高校生、ナツオと瑠衣。瑠衣は早く大人になりたかったので相手は誰でもよかったのだと言っている。これで2人とも本当に大人になれたのだろうか?2人はこんなもんかと思いながら家に帰った。
ナツオには本当に好きな人は別にいた。それは自分の通っている高校の先生。この時は2人の女性がまさか姉妹とは知らなかったのである‥。最初から最後まで賛否両論のある意味問題作!海外でも熱心なファンがたくさんいます!
「ドメスティックな彼女」の最終回はどんな話?
物語はナツオとルイの結婚式の場面から始まります。
最終回には今まで登場していたナツオやルイ、ヒナに香川で登場人物もほとんど全員登場しています。
ミヤビは大人になって、ドラマやバラエティー番組に多数出演する女優となっていました。
最終回の手前の話から、ここまでの間にどういうことがあったのかも明かされます。
ルイは奇跡的に目を覚ましてから3年間でようやく歩いて動けるまでになっていました。
ルイはヒナのナツオを思う本気さに到底かなわないと思い、ヒナとナツオの結婚を見送る決意をしたのです。
最終回のクライマックスでは、ナツオとヒナの新郎新婦の行進が描かれました。
ウェディングドレス姿のヒナがあまりにも美しかったので、ルイは思わず感動で涙を流しています。
タキシードスーツを着たナツオとそれに手を引かれるヒナ。
周りのみんなに祝福されて無事に結婚式は終わったのでした。
物語は、それからまた何年かの時が流れたことを意味する場面で終わります。
ナツオとルイは2人の子供と同居して4人家族で仲良く暮らしているようでした。
ナツオはちょうど新しい小説を書き上げたところです。
小説のタイトルはドメスティックな彼女ということが明かされて物語は終わります。
「ドメスティックな彼女」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由
- 誰もが予想しない結末となった
- そもそもの始まりがあり得ない設定である
- 植物人間とは思えない橘陽菜の姿
- 無理やり感を感じる
- 結婚を祝福する周囲の人たちの気持ちが理解できない
ドメスティックな彼女がひどいと言われる理由は上記の5つです。
それぞれ解説していきます。
①誰もが予想しない結末となった
最終回に向けて、主人公の藤井夏生と橘瑠衣の間に子どもが出来た流れがあったことで、藤井夏生が思いを寄せていた橘陽菜ではなく、その妹である橘瑠衣とこのまま結婚をするのだと、誰もが予想していました。
さらに、姉の橘陽菜はある日交通事故に遭い、意識不明の植物人間となってしまいます。そんなこともあり読者からは、「瑠衣エンド」と言われていた本作ですが、最後の最後でどんでん返しがありました。
植物人間となってしまった橘陽菜が5年後に意識を戻し、リハビリを乗り越えた末に、藤井夏生とゴールイン。
まさかの結末に「信じられない」「まじか…」など驚きの声も多く上がっている中、「あり得ない」「最低」「裏切られた」などの否定的な声も多くありました。
橘瑠衣との間の子どもには認知をしているものの、実際に籍を入れるのはその子供の叔母にあたる橘陽菜という結末を迎え、誰もが予想しない結果に「これはひどい」という意見へと繋がってしまったようです。
海外からも「結末を描き直すべきだ」「クソ作品にクソと言って何が悪い」「裏切られた」など、厳しい声が多く届き、マイナス評価へ繋がる結果となってしまったようです。
②そもそもの始まりがあり得ない設定である
作中では、主人公の藤井夏生の父が再婚し、相手の女性の連れ子である二人の娘たちが、過去に思いを寄せていた人と、合コンでの成り行きで肉体関係を持った人だったという設定になっています。
現実ではあり得ない状況なだけに、漫画を読み進めていく中でも「全然感情移入ができない」「イメージが湧かない」などといった声が多くありました。
同居が始まり一つ屋根の下でみんなで過ごしていく日々に、違和感や親近感を感じられない他、最終回でもさらにあり得ない結末に「これはひどすぎる」「気持ち悪い」などの厳しい声が相次ぎました。
③植物人間とは思えない橘陽菜の姿
姉の橘陽菜は、交通事故に遭ってから意識不明となり植物人間となってしまいました。
姉の介護をするために、妹の橘瑠衣と主人公の藤井夏生、その間に生まれた子ども(はるか)と4人で暮らすこととなったのですが、ベッドで眠る姉の橘陽菜の容姿が寝たきりの5年間、ほとんど変わりませんでした。
頬もふっくらしており、まるで健康そのものだという声も上がっています。恐らくまともに栄養も摂れておらず、運動もしていないのになぜあんなに健康そうに見えるのか…リアリティが欠けていることを指摘する人もいました。
そもそもなぜ5年という長い月日を植物人間の状態にしていたのかも理解できない人も多く、疑問やもやもやが残った状態で最終回を迎えたことに、ひどいという声が相次ぎました。
④無理やり感を感じる
本作の最終回では、主人公の藤井夏生と橘瑠衣の間に子どもが生まれるも結婚をせず、実際に籍を入れたのは橘陽菜とでした。
そして、藤井夏生、橘瑠衣、二人の子どもである“はるか”、橘陽菜の4人で暮らしていきます…といった結末となりました。
その結果に、「作者は結局何が言いたいの?」「ドメスティックな彼女だから良いけど…」「ただの義兄妹の恋愛なだけ」とスッキリしないという声が多数を占めています。
両思いの藤井夏生と橘陽菜、だけれど“はるか”の父親である為にはるかと、そしてその母である橘瑠衣とみんなで一緒に暮らすというストーリーに、無理やり感を感じた人も多くいたようです。
「誰もがハッピーエンドを迎えるためには、これが良かったのかな」という肯定的な声も見受けられましたが、それ以上に「あり得ない」「気持ち悪い」「最終回だからといって無理やりすぎる」など否定的な声も多くありました。
⑤結婚を祝福する周囲の人たちの気持ちが理解できない
元々は藤井夏生は橘瑠衣との間に子どもができたことで結婚をする覚悟を決め、両親を説得するシーンがありました。
しかし、姉である橘陽菜の藤井夏生に対する思いを知った妹の橘瑠衣は、藤井夏生との結婚を諦め中止にしました。
そんな中、植物人間だった姉の橘陽菜が意識を戻し、リハビリを重ねた後、藤井夏生と結婚することとなった際には、過去にいろいろあった彼らの結婚に対してでも、周囲の人たちが盛大に祝う姿が描かれました。
読者からは「その世界観が理解できない」「もはやホラー漫画」「読者の感情置いてけぼり」など残念な声が多数上がり、ひどいと言われる理由の一つとなってしまったようです。
まとめ:「ドメスティックな彼女」の最終回・終わり方がひどいと言われた真相
本記事では、「ドメスティックな彼女」の最終回・終わり方がひどいと言われた真相についてまとめました。
改めてまとめると、ひどいと言われた理由は以下のとおりです。
- 誰もが予想しない結末となった
- そもそもの始まりがあり得ない設定である
- 植物人間とは思えない橘陽菜の姿
- 無理やり感を感じる
- 結婚を祝福する周囲の人たちの気持ちが理解できない
最終回だけで作品の評価が決まるわけではないですが、「ドメスティックな彼女」に関してはかなりの炎上でした。
なので、読んだことがない人も「最終回ヤバいらしいから読まなくていいや」と考える人も少なくはなさそうです。
作品をかばうわけではないのですが、読む価値がない漫画ではないので、一度読んでみてほしいと筆者は思います。
批判するのは自由だとは思いますが、それは作品を読んでからの話。本当にひどい作品なのか判断するためにも、一度手に取ってみてください。
尚、ドメスティックな彼女のように最終回がひどいと言われる漫画を知りたい方は、以下の記事をどうぞご覧ください。