実は「打ち切りだった」や、「最終回がひどい」と言ったように、けっこうマイナスな評価が目立つ作品だったりします。
そこで、本記事は「星野、目をつぶって。」のリアルなマイナス評価について。忖度のないリアルなマイナス評価を知りたい方は必見です。
漫画「星野、目をつぶって。」の作品情報
作品名 | 星野、目をつぶって。 |
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作者 | 永椎晃平 |
巻数 | 全13巻 |
連載雑誌 | 週刊少年マガジン |
連載期間 | 2016年4月6日 – 2018年7月11日 |
~作品紹介~
冴えない美術部員・小早川は、人気者のギャル・星野の超地味な素顔を知ってしまい、成り行きで化粧がド下手な彼女のメイク係をすることに! クラスの地位は月とスッポン、性格は水と油。最初は衝突ばかりを繰り返す二人に、分かり合える日はくるのか……!?
「星野、目をつぶって。」第1巻より引用
『星野、目をつぶって。』は「永椎晃平」先生による作品で、略称は『星つぶ』です。2016年から2018年まで『週刊少年マガジン』で連載されました。
物語について簡単に紹介すると、主人公はクラスで目立たない存在の小早川。休み時間には寝たふりをして周囲に気づかれないようにしています。
しかし、ある日彼の人生が変わるきっかけが。クラスで人気のあるギャル、星野海咲の素顔を知り、星野からメイクの依頼を受けることになります。
その結果、様々な騒動に巻き込まれていくというストーリーです。
漫画「星野、目をつぶって。」が打ち切りで最終回(結末)はマジ?ひどい結末と言われる理由を解説
- 生々しい陰キャの学園生活がひどい!
- ヒロインの星野海咲が好感を持つことが出来ない!
- 作中におけるイジメが生々しい!
- 最終回が打ち切り展開だった!
- 失速感が酷い!
「星野、目をつぶって。」がひどいと言われる理由をまとめました。
それぞれ解説していきます。
理由①:生々しい陰キャの学園生活がひどい!
本作品では主人公の小早川瑠依は陰キャで在り、そしてヒロインの星野海咲は人気者と、この本来ならば交わる事の無い二人が、ひょんな事から関わって行くラブコメ漫画となっていますが、主人公の瑠依の陰キャ具合があまりにも陰湿すぎて好感が持てないとする部分に酷いとする意見が多くあります。
確かに作中でも瑠依の陰キャ部分は大きく作中でも描かれており、何処となく現実にいそうな感じのするキャラクター像ですが、あまりにもリアルな陰キャゆえに、読者によっては好き嫌いの感覚が生まれてしまうのかもしれません。
特に陰キャと指さされてしまう主人公の扱いの酷さなど、何処となく生々しいまでの現実味もありと、見ていて辛くなるとの読者の声もあります。
この陰キャ具合がファンタジーではなく、リアル志向で描かれている事がこの作品の根幹の酷さになってしまい、主人公なのに好意を持つ事の出来ない主人になってしまったとも言えるでしょう。
理由②:ヒロインの星野海咲が好感を持つことが出来ない!
この作品の主人公のヒロイン役となる海咲に対して好感が持てないとする辛辣な意見もあります。
彼女は化粧をして自分に自信を持っている女性として登場し、すっぴん顔の時に人助けをしている隠れたヒーロー性を持って描かれていますが、そんな彼女の性格に好感を持てないとする意見も多くあります。
何故、そんな彼女に好感が持てないのかとするその理由は、あまりにも独善的すぎる人間だという事です。
普段の自分の素顔をメイクで隠して、すっぴん顔で自身を誤魔化しながら生きている癖に、いざとなれば正義の味方気取りでと、そんな辛辣な評価をする読者もいました。
あくまでもファンタジーの部分で考えるべき部分なのですが、二面性を持つヒロインとしては八方美人みたいな雰囲気があってと、彼女に対する忌避感みたいなモノを感じてしまう読者もいるのです。
主人公とヒロインのキャラクター像で、あまりにも理想からかけ離れている雰囲気ゆえに、一部の人間から忌避感を抱かれたゆえの酷いとの意見かもしれませんね。
理由③:作中におけるイジメが生々しい!
本作では物語が進む中でイジメが起きてしまい、その被害にあう女性の心情があまりにも生々しいとの意見もありました。
確かにイジメの描写に関しては、青春モノの中では陰鬱な演出でしかなく、出来れば起きてほしくはないとする陰に部分ではありますが、この作品ではイジメを表に出すことで、青春の悩みに対する物語の深みを出している部分があります。
その為にそこで好き嫌いが別れてしまったとも言えるでしょう。
生々しいイジメに対して怒鳴り怒り、報復する人間もいれば、イジメに対して萎縮する人間などもおりと、生々しいまでに描かれたイジメへの描写は、この作品においての大きな分岐点ともいるでしょうね。
理由④:最終回が打ち切り展開だった!
この作品の最終回は、個人的な意見を言えばこれからもみんなの青春は続いていくのだと、主人公やヒロインがそれぞれの道を歩み時期が来たことを描いている内容で締めくくられていきます。
しかし読者によってはそれは不完全燃焼だとする意見もあり、出来ればまとまった形の終わりを見たかったとする意見が多く見られてもいます。
学園モノの終わりとしては難しい形で、何とかまとめたような終わり方だったと思うも、読者によっては大団円みたく終わってほしかったとする思いもあったのでしょう。
しかし学園モノであれば、高校と言う一つの区切りが終わった事を演出し、それを最終回に組み込むことは決して間違いではない終わりなのですが、それを受け入れる事が出来ず、もっと納得のいく終わり方をしてほしかったとする不完全燃焼の読者の声が多く在り、それが最終回に納得の出来ない読者の声だったとも言えるでしょう。
理由⑤:失速感が酷い!
この作品でももっとも酷いといわれるのが、本当はもっと面白い作品になるのではと期待されていたのに、それが為し得なかったとする部分に大きな失望感があったと考えられています。
この作品ではラブコメ要素の他にも、青少年と少女のラブコメ以外にも様々な物語が描かれており、それが欲張りな風呂敷を広げすぎた結果だと言う声もあります。
二人の恋愛を中心に描けばもっと面白かったとする意見もあれば、工夫が足りなかったとする意見もあり、最終回における無理矢理に終わった感なども、この作品が酷いと酷評される理由の一つなのかもしれません。
ただ学園モノのラブコメを描き上げていく中で、本作は様々な人間模様が楽しめる作品でもありました。
多くの人と関わりながらに過ごしていく青春の中で、自分はどう動いていくのかと、その想いを描くことには成功したのではと思える作品だったと評価は残したいと思います。
ただ生々しく描いた学園モノのイメージが強くなってしまい、それが酷評につながり酷いと残ってしまった事は、慚愧に絶えない部分ですね。
まとめ
最後に、「星野、目をつぶって。」が打ち切りでひどいと言われる理由を以下にまとめます。
- 生々しい陰キャの学園生活がひどい!
- ヒロインの星野海咲が好感を持つことが出来ない!
- 作中におけるイジメが生々しい!
- 最終回が打ち切り展開だった!
- 失速感が酷い!