「マギ」の最終回、なぜ多くのファンが失望したのか?「終わり方がひどい」という意見はよく耳にしますよね。
そこで本記事では、「マギ」の物語の終わり方、キャラクターの扱い、伏線の処理など、詳細にわたって解説しています。
この記事を読むことで、「マギ」の最終回に対するあなたの疑問や不満が解消されること間違いなしです。
賛否両論の多い「マギ」の最終回について、世間一般的な意見を知りたい人は必見です。
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「マギ」の作品紹介
作品名 | マギ |
作者 | 大高忍 |
巻数 | 全37巻 |
連載雑誌 | 週刊少年サンデー |
連載期間 | 2009年6月3日-2017年10月11日 |
~作品紹介~
砂漠を旅する少年・アラジンが、とあるオアシス都市で出会った2人の女性・ライラとサアサ。2人は、野菜や果物を行商するキャラバンの仲間で、ライラにとってサアサは砂漠で行き倒れていたところを助けてくれた大事な友だちでもあった。だが、ライラは元・盗賊団の一味であり、思わぬことからそれがバレて、キャラバンから追放されてしまう。1人取り残されたライラに、アラジンは…?
ebookjapanより引用
連載当時、流行りに流行ったサンデーの看板作品。ただ、終盤になるにつれて面白さは失速していったのが残念。
とはいえ、個人的には好きな作品で、名作だと思っている。魔法系のファンタジー作品が好きな人は間違いなくハマる。
漫画「マギ」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由
- ひどいと言われる理由①:回収されていない伏線が多数ある
- ひどいと言われる理由②:シンドバッドとダビデの決着が納得いかない
- ひどいと言われる理由③:不必要なギャグシーンがある
- ひどいと言われる理由④:スケールが大きすぎる
- ひどいと言われる理由⑤:登場人物の見分けが難しい
マギがひどいと言われる理由は上記の5つです。
それぞれ解説していきます。
①回収されていない伏線が多数ある
マギが最終回を迎えた後に、一番多くの不満の声が指摘されたのが、回収されていない伏線が多くある事でした。
例えば、「アルバに声をかけていた声の主は一体誰だったのか。過去に出ていた神の多重構造について。最初のシンドリア王国が滅びた理由」などが挙げられます。
また、紅玉に対するアラジンの気持ち等も一切触れる事なく最終回を迎えました。
最終回となれば、読者は過去の伏線の回収がある事に期待をして、スッキリ終えられることを望む人が多い中で、想像以上に回収されない伏線が多かったことが、ひどいと言われる一番の理由となっていました。
マギの単行本は全37巻もあり、長い間読み続けられてきたベストセラー作品なだけあって、解決しない部分の物足りなさに、不完全燃焼だった人も多かったようです。
「最後は駆け足すぎる」「打ち切りなのでは?」など、不満や疑問の声は絶えず、マイナス評価に繋がる結果となってしまいました。
②シンドバッドとダビデの決着が納得いかない
マギの最終回では、黒幕と言われる“ダビデ”との戦いに決着がつきましたが、そこに納得いかない読者が多かったです。
シンドバッドとダビデの戦いは、なぜか“話し合い”が主体となったからです。
最終的にはダビデとシンドバッドの共通点である“特異点ではあるが故に自分で考えてはいない”という心理をついた事で、ダビデは言い返せなくなり、漫画は完結となりました。
要するに“自分の考えではなく周りの為”ということが二人の行動原理だったという結論であり、シンドバッドはそういった背景があることは理解できるものの、悪行が目立つダビデもそうだったのか…と理解が難しく感じる人も多くいました。
本編では描かれていないダビデの過去ありきの結論となっていることで、「わかりづらい」「期待外れ」といった厳しい声が多く上がってしまっていました。
③不必要なギャグシーンがある
主人公のアリババが、本作のヒロインであるモルジアナにプロポーズをするシーンが描かれ、そのような展開に喜びの声や衝撃を受ける人が多くいました。
しかし、そのプロポーズの際に、モルジアナは「ごめんなさい…」とアリババからのプロポーズを断り、アリババが「ええっ!?」と白目になりながらショックを受けるシーンがあります。
ギャグシーンであり読者が楽しめるポイントとなっているはずですが、最終的にはアリババとモルジアナは結婚式の準備を進めるシーンが後に描かれており、「一度断る必要がない」とギャグシーンを望まない人も多数いました。
このようなシーンが描かれるよりも、回収されていない伏線をどうにか描いて欲しかったという意見は多く、マイナス評価へ繋がる理由の一つとなっているようです。
また、ギャグがシュールを意識しているのか寒すぎる…というコメントも見受けられ、わざわざギャグシーンを描かなくても良いのでは…とマギの世界観とは合わない点についても意見が上がっていました。
④スケールが大きすぎる
マギのジャンルは、少年漫画、ファンタジー、魔導冒険譚。
序盤は王道ファンタジー系であるものの、徐々に軍記や政治要素も入ってきて段々と話が小難しくなってきます。
その為、途中では話がどんどんと膨らみスケールが大きくなりすぎている割には、最終回ではあっさりした結末だった、物足りなかった…という意見が多くありました。
冒険ものとして最後までワクワクしながら読める事に期待していた人が多かっただけに、思ってたのと違ったと残念に思う人が多く、そもそもの物語やスケールの大きさに、期待外れだと感じた人は多くいたのです。
風呂敷を広げるだけ広げてこの結末か…と納得できずにいる読者も多く見受けられました。
⑤登場人物の見分けが難しい
後半につれて登場人物のイラストが雑だと感じる人がいたり、アジア系であることからどの登場人物も顔が似ていて、誰が誰なのか分かりづらいという意見がありました。
マギに出てくるキャラクター数が多いのも、「そこまでキャラクターを増やす必要はない」「ややこしくなる」とただでさえ不満の声は多くあります。
そんな中で、最終回では今まで以上に絵のタッチが雑だと感じる人が多く、「登場人物を判別するためにエネルギーを余計に消費させられている」という辛口なコメントもありました。
最後まで手抜きをしないで欲しかったと残念に思う読者の声は多く、マイナス評価へと繋がってしまっているようです。
まとめ:マギの最終回・終わり方はひどいという意見が多い!
本記事では、「マギの最終回・終わり方がひどい」と言われる理由について解説しました。
否定的な意見をもう一度以下にまとめます。
- ひどいと言われる理由①:回収されていない伏線が多数ある
- ひどいと言われる理由②:シンドバッドとダビデの決着が納得いかない
- ひどいと言われる理由③:不必要なギャグシーンがある
- ひどいと言われる理由④:スケールが大きすぎる
- ひどいと言われる理由⑤:登場人物の見分けが難しい
今回は「ひどいと言われる理由」に焦点を当てた内容でしたが、「マギ」という作品を否定するつもりはありません。
発行部数も多く「良い最終回だった!」と評価をする人も多くいます。
作品の良い悪いは、読んだ人それぞれ違うので、「マギ」の最終回が本当にひどいのか?については、ご自身で判断してください。
まだ読んでいない人は、実際に読んでから「マギ」という作品を評価しましょう。
尚、マギのように最終回がひどいと言われる漫画を知りたい方は、以下の記事をどうぞご覧ください。