漫画「がっこうぐらし」の最終回がひどいと言われる理由を知りたいですか?
本記事では気になる「ひどい」と言われている理由をまとめているので、最終回の評価を知りたい方は必見です。
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漫画「がっこうぐらし」の作品情報
作品名 | がっこうぐらし! |
---|---|
作者 | 原作・原案:海法紀光(ニトロプラス) 作画:千葉サドル真島ヒロ |
巻数 | 全12巻 |
連載雑誌 | まんがタイムきららフォワード |
連載期間 | 2012年7月号 – 2020年1月号 |
~作品紹介~
学校に寝泊まりしちゃおうという学園生活部で、シャベルを愛する(?)くるみ、皆をまとめるりーさん、おっとりした顧問のめぐねえらに囲まれたゆきの瞳に映る幸せな“日常”はしかし……!?
「がっこうぐらし」第1巻より引用
『がっこうぐらし!』は、海法紀光(ニトロプラス)原作、千葉サドル作画による作品で、『まんがタイムきららフォワード』誌に2012年から2020年まで連載されました。
この作品は社会がほぼ崩壊状態になる中、ゾンビ的存在によって殺害された人間が増殖し、数少ない生存者の女子学生たちが学校に立て籠もり生活を送るサバイバル・ホラーです。
しかし、漫画の特徴はその外見や振る舞いが可愛らしく、「日常系」漫画のようなほのぼのとしたテイストで描かれている点にあり、特に序盤はその傾向が強い。
原作者の海法は、典型的なバトルアクションゾンビ物とは異なるアプローチを意図しており、登場人物たちが過ぎ去りゆく日々を精一杯生きる学校生活を描くことを目指していたとのこと。
また、本作はメディアミックスも豊富で、2015年にはテレビアニメが、2019年には実写映画がそれぞれ公開された(各メディアでストーリー展開は異なっている)
さらに、原作完結後には最終回のその後を描く『がっこうぐらし!〜おたより〜』が2020年から2021年まで隔月連載され、シリーズは累計発行部数280万部を突破するほどの人気ぶり。
漫画「がっこうぐらし」は打ち切りだった?真相解説
さっそく結論を言うと、「がっこうぐらし」は打ち切り作品ではありません。
シリーズ累計発行部数は280万部以上。アニメや実写化もされるほどの人気であり、打ち切りはありえません。
しかし、なぜか「がっこうぐらし」には「打ち切り」のワードが付いて回っています。
このあたりの詳しい理由は、次の項で詳しく解説していきます。
漫画「がっこうぐらし」の最終回(結末)が打ち切りでひどい!?
- 萌え雑誌の作風に合わないところ!
- 凄惨なところが多いこと!
- 雑誌を間違ってしまった事。
- 映画が散々だった事!
- 打ち切り感がある最終回!
「がっこうぐらし」の最終回が打ち切りでひどいと言われる理由は上記の通りです。
それぞれ理由を解説していきます。
ひどいと言われる理由①:萌え雑誌の作風に合わないところ!
がっこうぐらしは連載当初は、掲載雑誌の作風に合わないとする意見が多く見受けられていました。
元々、まんがタイムきららは萌え漫画という認識が強く、その為にのんびりとゆったりとした日常系漫画の多い雑誌として人気を博していました。
そんな中で新しい試みとして描かれたがっこうぐらしは、ゾンビモノで日常と、特殊な題材を描いた作品として連載されていきます。これが雑誌内で好き嫌いの読者を分けてしまう事になったとも言えます。
萌え漫画雑誌の中でゾンビが出てくる、いわゆる血生臭いポストアポカリプスな世界観は、雑誌の作風に合わないとする意見もあれば、新しい挑戦であると好意的な意見もありました。
ただ作品の中でストーリー性を重視し、シリアスな世界観へと変えていく内容は、多くの読者の指示を受けましたが、その中には雑誌を間違っているのではとの意見もあります。
可愛いヒロイン達が凄惨な目に会う事や、また精神的な負担を抱えている事など、希望が少なすぎる幸無き世界観は、読者に大きな負担を与えてもいました。
萌え漫画なら安らぎと至福を味わいたいとする、そんな読者の想いが作品の評価を分けたとも言えるでしょう。
ひどいと言われる理由②:凄惨なところが多いこと!
がっこうぐらしの作中では、やはり死をテーマにしている部分に、読者の好き嫌いが分かれてしまった要因が挙げられてもいます。
物語の開始食後に担任の先生である佐倉慈がゾンビになっていたと、この衝撃的な展開は主人公の丈槍由紀のメンタルが壊れており、彼女が空想の中に生きている事が挙げられます。
自分のせいで担任が命を落としたことに罪悪感を覚え、心が限界を迎え、空想の中でゾンビの徘徊する学校が平和な日常だと思う事で、心の均衡を保つ姿は、読者にとってはこれ以上にない凄惨な光景だったでしょう。
仲間である恵飛須沢胡桃や若狭悠里は、そんな彼女を傷つけないように限界の中で振る舞うなど、そんな展開に鬱々しい雰囲気を感じてしまう読者も多かったのです。
きららの読者は大抵は萌え漫画系を求める読者が多く、凄惨な内容は辛くなってしまうので、やはり連載する雑誌が違っていたと言えるでしょう。
ひどいと言われる理由③:雑誌を間違ってしまった事。
がっこうぐらしは基本的にはストーリー面で優れている作品であると評価は高く、その内容に関しても掲載している雑誌が合っていれば、問題無く評価されている作品だともいわれていました。
萌え漫画系雑誌に連載した事が最大の失敗だったとも言われており、もし別の雑誌で連載していたら、それなりに評価を受けていたでしょう。
作風があまりにも辛い内容だったことが萌え漫画雑誌に合わなかったと、そんな意見が多数占めてしまい、萌え系の漫画の中ではとても浮いた存在となってしまったのです。
四コマ漫画や萌え系漫画などがメインとなっている雑誌の中で、ゾンビが出るホラー漫画はジャンル的にどうかという意見も多く、日常系ではないとする意見もありました。
新しい試みを持って連載したがっこうぐらしは、決して面白くない作品などではなく、例えジャンル違いの作品だったとも言われても、読者を面白いと思わせる力がありました。
もし掲載雑誌が違えば、その評価は大きく変わっていたでしょうね。
ひどいと言われる理由④:映画が散々だった事!
さてがっこうぐらしを調べて行く中で目に付く事は、やはり実写映画版のがっこうぐらしにあります。
大抵、漫画の実写版は難しいとされていますが、これは最たる例としてあげられており、ファンの辛辣な意見を集める事になってもしまいます。
映画の内容は酷評を受けており、レビューなどもみれば散々たる意見が散見されてもいました。
多くはミスキャストだった事や、キャラのイメージが違う事に、また役者に対する辛辣な評価なども目立ち、原作を評価していたファンからは評価されていない作品となってしまいます。
もしこれがアニメ映画版ならばもっと評価が変わっていただろうとする意見もあり、実写版にしてしまった決断が、この作品の人気を二分化してしまったとも言えるでしょう。
ひどいと言われる理由⑤:打ち切り感がある最終回!
がっこうぐらしの最終回は、打ち切り感がある内容ともなっていたとの意見もあります。
本来回収すべき伏線の回収が成されておらず、何故にゾンビのウィルスが流れたのか? またウィルス散布にあたっては背景に何があったのかと、その部分も未回収な部分が多くあり、ファンに取ってはそこが残念だと言う意見が占めています。
連載も物語が広くなっていく中で、登場人物も増えていきましたが、その登場人物の背景も未回収となっており、もっと踏み込んだ作品であって欲しいとする意見もあったのです。
もしがっこうぐらしが別の雑誌で連載し、また実写映画などをしなければ、良い作品として終える事が出来たのかもしれません。
まとめ
本記事では、「がっこうぐらし」の最終回が打ち切りでひどいと言われる理由をまとめました。
以下に、もう一度理由をまとめます。
- 萌え雑誌の作風に合わないところ!
- 凄惨なところが多いこと!
- 雑誌を間違ってしまった事。
- 映画が散々だった事!
- 打ち切り感がある最終回!