長編作品として有名な「こち亀」ですが、遂に完結しましたね。
ただ、「最終回がひどい」と言われることが多く、残念な終わり方だったよく聞きます。
なぜ、批判が多いのか。本記事では「こち亀」の最終回に焦点を当ててまとめております。
「こち亀」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由を知りたい方は必見です。
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「こち亀」の作品紹介
作品名 | こちら葛飾区亀有公園前派出所 |
作者 | 秋本治 |
巻数 | 全201巻 |
連載雑誌 | 週刊少年ジャンプ |
連載期間 | 1976年~2016年 |
~あらすじ~
「やつらをひとりも帰すんじゃねえぞ!!」ガンマニアの中川と冬本が派出所を訪れ、拳銃談義に。そこに暴走族が出現し、両さんらは追撃を開始!!
「こち亀」第1巻より引用
「こち亀」の最終回がひどいと言われる理由
- こち亀という作品ならではの事情
- よく言えばいつも通り、悪く言えば特別感の無い最終回
- 実は複数の最終回が存在していた!?
- あの有名人もこち亀の最終回を批判!
「こち亀」の最終回がひどいと言われる理由は上記の通りです。
それぞれ解説していきます。
①こち亀という作品ならではの事情
こち亀の始まりは1976年。まだ23歳だった作者の秋本治氏は、当時母の看病をしながら複数の出版社に漫画を投稿する投稿漫画家生活を送っていました。
しかしその後、母の死をきっかけに『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を新人賞に応募。それがきっかけとなり、同年「週刊少年ジャンプ」誌上で連載が開始。
基本的なあらすじとしては、東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉を主人公に、その同僚や周辺の人物が繰り広げられる読み切り形式のギャグ漫画です。
とはいえ、時にはトリビア的な小ネタ話や作者の趣味が全面に押し出されたようなマニアックな話、また最新の流行や時事問題を皮肉るような話もあれば、感動的な人情話や後味の悪いシリアスな話など、様々なテーマが毎回のように繰り広げられた背景もあり、気づけばジャンプを代表する人気漫画になりました。
連載開始20年目の1996年にはコミックス第100巻が発売。そして連載開始40年目の2016年に発売されたコミックス200巻で完結という形になりましたが、その間一度も休載せずに続いた長寿漫画としても知られています。
そんなバラエティに富んだ長寿漫画だけに、果たして最終回はどんな内容になるのか期待も大きかったのではないでしょうか。
その期待の大きさがゆえに、最終回に納得できず「終わり方がひどい」と感じた人も多いのでしょう。
②よく言えばいつも通り、悪く言えば特別感の無い最終回
こち亀の最終回についてSNS上の評判をまとめてみると、一例としては両さんが誰かと結婚して終わるようなハッピーエンドに期待する声が多かったようです。
両さんの結婚相手として名前が挙がっていたのは、連載当初からヒロインとして登場していた秋元麗子。
ただ、麗子さんは同じく連載当初から登場していた中川圭一と結ばれるのがお似合いという声のほうが一般的かもしれません。
そこで両さんの結婚相手候補として名前が挙がったのが、コミックス第118巻で新人婦警として登場、後にエピソード中で結婚騒動まで起こった擬宝珠纏(ぎぼし まとい)でしょうか。
そして数年後のエピソードとして、両さんと纏、中川と麗子の子ども同士が警察官として亀有公園前派出所で偶然の出会いを果たす…
ベタな展開かもしれませんが、40年間で200巻も続いた漫画だからこそ、そういった次世代の登場キャラまで含めた結末があったとしても不思議ではないでしょう。
しかし実際の最終回の内容としては「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」という内容。さらにはそれも読者投票のような形ではなく両さんの独断によるもので、その登場キャラクターも脇役がメインというものでした。
最終回全体を通してもこち亀らしいドタバタ劇が繰り広げられる内容で、最後のコマが「全員集合でありがとう」といったような大団円的なものだった程度です。
こち亀のような終わりが想像しづらい作品だけに、こういった最終回になるのも仕方ないし納得だという声も多く見られる一方で、40年間も続いた漫画の最後がこれでいいのか?という否定的な意見もこれまた数多く見られました。
③実は複数の最終回が存在していた!?
こち亀の最終回に関しては、ジャンプに掲載された内容とコミックス200巻に掲載された内容でそれぞれ最後のオチが実は2パターン存在しています。
通常、ジャンプで掲載されてしばらくしてからコミックスが発売されるのが一般的な流れですが、こち亀に関しては最終回が掲載されたジャンプとコミックスの両方が、2016年9月17日に同時発売されています。まさに人気長寿漫画だからこその異例の扱いと言えるでしょう。
ジャンプに掲載された最終回では、「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」の第1位は主要キャラクターではなくてネタキャラの、ハードボイルド刑事こと星逃田。
そして最後はページ数の関係もあるのか、唐突に全員集合のグランドフィナーレが描かれています。
一方、コミックスでは「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」の第1位は主人公の両さん。
しかしその後両さんは大敵の部長に邪魔者扱いをされ、会場から姿を消したかと思えばそこからこち亀40周年記念パーティーが始まります。
「両津がいるとメチャクチャになるから」と口にする部長を尻目に、ケータイを忘れたと会場に戻る両さん。自分がいない間にパーティーが行われていることを知った両さんは、料理につばを吹きかけるといういかにもな行動に出て、そのまま最終回は終わります。
コミックス版の最終回に関しては「これぞこち亀らしい終わり方だ」という声もありますが、いずれにしても最終回のメインは「40周年記念こち亀復活キャラベスト10」であり、なんだかしっくりこないのは共通して言える内容でしょう。
また、こち亀は過去にもニセ最終回が描かれていたことがあります。それがジャンプでは1990年17号、コミックスでは第69巻にある「両さんメモリアル」というエピソードです。
さらには連載終了後から5年後の2021年、描き下ろし作品がメインの内容となるコミックス第201巻が発売されますが、ここで単行本のラストを飾ったのが「想い出の巻」というエピソードです。
これは連載終了後の2016年~2017年にかけて「こち亀展」の会場で展示された幻のエピソードで、作者の秋本治氏曰く「これが本当に最後のこち亀かもしれないと思いながら書いたもの」「読者へのメッセージを込めた一編」「両さんの仲間への想いを、さらりといい案配で描けた」と語っているように、一般的に思い描く最終回に相応しいような内容になっています。
ちなみにアニメ版では「さよなら両さん大作戦」というタイトルで、連載終了よりも早く完結していて内容も当然異なります。このようにニセ最終回も含めるとこち亀には複数の終わり方が存在していることになります。
個人的には201巻のエピソードがもっとも最終回らしい納得の内容に感じますが、読者としては「これがこち亀の本当の最終回だ」というエピソードは一つに絞り込みたいという気持ちもあるのかもしれませんね。
④あの有名人もこち亀の最終回を批判!
2017年5月に放送された「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)において、有吉弘行さんがこち亀の最終回を痛烈に批判する場面がありました。
番組内でマツコさんが生きてるうちに『ガラスの仮面』の完結を見たいと語ったところ、「こち亀の最終回しょうもなかったなあ…」と有吉さんが口にして笑いを取る一幕も。
そこでは「最終回を迎えないパターンでも良かったんじゃないか」「誰もが納得する終わり方なんてないんだから」と説明しつつ、マツコさんも「あれだけ長く連載してると、ファンがひとりひとり最後を想像する」「全員の願いを叶える結末なんてない」と有吉さんの意見に同意。
まさに二人の語っている内容こそが、人気長寿漫画でもあるこち亀の最終回がひどいと言われてしまう理由を説明しているシーンと言えるでしょう。
とはいえ、こち亀という作品自体が「しょうもない」ような良い意味で馬鹿馬鹿しい内容が売りの漫画です。
ひどい最終回という意見も多いですが、それもこち亀にとっては褒め言葉になるのかもしれませんね。
まとめ:「こち亀」の最終回・終わり方がひどいと言われる真相
本記事では、「こち亀」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由についてまとめました。
ひどいと言われる理由をもう一度以下にまとめます。
- こち亀という作品ならではの事情
- よく言えばいつも通り、悪く言えば特別感の無い最終回
- 実は複数の最終回が存在していた!?
- あの有名人もこち亀の最終回を批判!
そこまでひどい最終回とは思わないですが、マツコさんや有吉さんがテレビで「ひどい」と言ってしまったことが、「こち亀の最終回はひどいらしい」と認識されてしまう要因になった可能性は否定できません。
実際、「こち亀」の人気は最終回を迎えてからも衰えてはいませんし、今でも書店やネット通販で漫画は売れています。
作品の評価は人それぞれですが、そこまで悪い最終回ではなく「こち亀らしい最終回」とも言える内容だったので、世間の評価は一旦忘れてもいいかもしれません。
まずは読んで、そこから本当にひどい最終回だったのか判断すると良いでしょう。
尚、こち亀のように最終回がひどいと言われる漫画を知りたい方は、以下の記事をどうぞご覧ください。