「範馬刃牙」の最終回がひどい!こんなことを言われているのですが、理由を知りたくないですか?
気になる人のために、本記事では「範馬刃牙」がひどいと言われる理由を徹底的に解説します。
漫画「範馬刃牙」の作品情報
作品名 | 範馬刃牙 |
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作者 | 板垣恵介 |
巻数 | 全38巻(番外編含む) |
連載雑誌 | 週刊少年チャンピオン |
連載期間 | 2006年1号 – 2012年38号 |
~作品紹介~
地上最強の生物・範馬勇次郎VS地上最強の高校生・範馬刃牙。かつてないスケールの親子喧嘩がここに開幕!!だれも体感したことのない闘い、見たこともない敵、すべてが刃牙をおそうッッ!!
「範馬刃牙」第1巻より引用
『グラップラー刃牙』は「板垣恵介」先生による格闘漫画で、『週刊少年チャンピオン』で連載されました。
『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』、『バキ道』、『刃牙らへん』などシリーズ全体の単行本の累計発行部数は2021年5月時点で8500万部に達しています。
物語は、地下闘技場の最年少チャンピオンである範馬刃牙と、彼の父であり「地上最強の生物」と称される範馬勇次郎を中心に展開し、様々な格闘家との戦いを描いています。
本作は伝統武術の流派間の試合や異種格闘技戦を描き、通常の格闘技試合だけでなく、厳しい条件下での死闘も特徴的で、「地上最強は誰か」というテーマを深掘りした作品となります。
漫画「範馬刃牙」の最終回(結末)が打ち切りでひどいと言われる理由解説
- 最初の頃と大きく変わってしまった事!
- 主人公の刃牙に好感が持てない!
- ピクルが登場してからおかしくなった!
- 烈海王の扱いがひどい!
- これで決着なの?
「範馬刃牙」の最終回がひどいと言われている理由をまとめました。
それぞれ解説していきます。
理由①:最初の頃と大きく変わってしまった事!
範馬刃牙がひどいと言われている理由の中で大きく目立つのが、最初の頃と大きく設定が乖離してしまったことが挙げられます。
最初のグラップラー刃牙の設定とは違い、登場人物の性格や設定など多くの点で矛盾が生じたことがひどいと言う意見が多数見受けられます。
最初の頃に登場した刃牙は礼節を重んじる性格でしたが、連載が進むに連れて傲岸不遜な対応が見られていき、また相手を安く挑発するなどの主人公としてのあるまじき行動が見受けられていきます。
そして刃牙の倒すべき存在である父親・範馬勇次郞のキャラクター性も大きく変わってしまった事も挙げられるでしょう。
冷徹で相手に対して容赦の無い、弱い者は死ねと言いきるような悪役感を出していた筈が、途中から人間味のある雰囲気を出していき、また性格も何処か軟化していく様な部分もあるなど、人情味のある人物になってしまった事も大きく変わった事とも言えるでしょう。
その他の登場人物達も体格や性格などが変わっていったなどの意見もあり、それがひどいとする意見が多く見られてもいます。
ただこれらは長期の連載漫画の持つジレンマとして受け止めておくべき、設定に変化と受け止めるべき意見もあるなど、複雑なファンの想いなどもあったりします。
キャラが年月と共に変化していく事をどう受け止めていくのかと、ここでひどさを感じる想いがありそうです。
理由②:主人公の刃牙に好感が持てない!
まず多くの刃牙のファンがひどいと想っているのは、やはり主人公の刃牙の性格の変化にあります。
最初の頃の刃牙は紳士的な青年として描かれており、また自分の持つ実力を表に出さない青年でしたが、彼の少年時代やトーナメントに死刑囚などの戦いなどを経て、性格が大きく変わっていきました。
相手をいわゆる舐めプしたり、また侮辱的な発言をしたりと、主人公とはあるまじき行為をする事にひどいと感じる読者がいました。
確かに物語が進めば主人公の性格も変わってしまうこともあります・・・誰しもが好む理想の主人公像は難しいかもしれません。
長い長期の連載の中で変化していく刃牙の性格の変化など、それを受け止めがたい読者などもおり、それが好き嫌いを二分させてしまう事になったのでしょう。
理由③:ピクルが登場してからおかしくなった!
刃牙シリーズにおいて最もおかしくなってしまったのは、ピクルが登場してからだという意見があります。
このピクルとは原始時代の原人であり、地中深く埋まっていた岩塩の中から発掘された原人が現代に蘇るといった超展開に、ついて行けないと感じた読者が、この設定はひどいと感じたことが大きな原因とも言えます。
ピクルの登場は刃牙シリーズの中でも最も過激な内容となっていき、人気キャラである烈海王の脚が食べられてしまうなど、ファンを大きなショックを与えてしまいました。
また空手家の愚地独歩の息子である克巳までも右腕をピクルに奪われてしまうなど、刃牙を追い掛けていたファンに取ってはあまりにもショッキングな演出ともなってしまいました。
ただ戦いに敗れてしまった事などは受け入れる事は出来ても、いきなりのファンタジーな展開に納得のいかない読者もおり、それがひどいとする意見もあります。
古代の原始人が現代に蘇ると、本来は有り得ないはずの展開と、刃牙はリアルな格闘漫画だったのではとする意見も多く、ピクル編からファンタジーが入る様になったとする意見もあり、ピクルの登場からひどくなったとする意見もあります。
理由④:烈海王の扱いがひどい!
作中切っての人気キャラである烈海王・・・彼の扱いがあまりにもひどくなっているとの意見も多くあります。
まず烈海王は最初は刃牙のライバル的な存在感を持つ中国4000年を背負う拳法の達人として登場しました。
しかしピクル編にて片足を食べられてしまい、また泣きながらグルグルパンチなど、烈のイメージが壊されたとする意見も多数あります。
彼がネタキャラになっているのではとする意見も多く、現にネットミームでネタにされてしまうほど烈の扱いはひどいとする意見もあります。
しかしそれだけに烈は刃牙のキャラの中でも人気の高い存在となり、スピンオフ作品が作られるほど人気を博してもいきました。
ファンがもっと彼の活躍を望んでいたがゆえに酷いとする意見も納得出来るかも知れませんね。
理由⑤:これで決着なの?
さて「範馬刃牙」の中で最も注目されていたのは、範馬勇次郞との決着でした。
刃牙が遂に父親である勇次郞と最後の戦いに臨む事になる物語と、どんな最終回になるのかと思いきや・・・中々に話は進まず、あまりにも遠回りしながら勇次郞との最後の決戦へと入ってしまった事が酷いとする意見もあります。
ただ刃牙と勇次郞との最後の戦いは演じられたのですが、その決着は勇次郞を倒すのではなく、彼と和解する形で終了してしまったと、今までに無いバトル漫画の終わりを迎えてしまいます。
刃牙は母親の敵を討つために勇次郞に挑んでいた筈なのに、彼と最後は熱い握手をして終わりと、コレに納得の出来ない読者も大勢いました。
意外な形での決着や、また勇次郞のキャラがあまりにも人気になってしまい、倒すに倒せないキャラとして成長してしまったことが問題になるでしょう。
長期に渡って連載し、変化を続けていく刃牙シリーズの中でも、最も読者が見たかった最強の親子喧嘩の決着が和解となった事で、これはこれでと受け止める読者や、また肩透かしを食らった読者もいるなど賛否は分かれてしまい、今もなおも連載する刃牙シリーズの在り方にひどいと思う読者はこれからも増えるかも知れませんね。
まとめ
本記事では、「範馬刃牙」の最終回がひどいと言われる理由をまとめました。
以下に、本記事の内容を簡潔にまとめます。
範馬刃牙がひどいと言われる理由
- 最初の頃と大きく変わってしまった事!
- 主人公の刃牙に好感が持てない!
- ピクルが登場してからおかしくなった!
- 烈海王の扱いがひどい!
- これで決着なの?