「進撃の巨人」の最終回について、あなたはどう感じましたか?
多くのファンが抱える疑問や不満、それは一体何だったのでしょうか?
この記事では、「進撃の巨人」の最終回への批判的な意見を深掘りしていきます。
「進撃の巨人」の最終回がひどい!と言われる理由を知りたい人は、本記事を最後までご覧ください。
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「進撃の巨人」の作品紹介
作品名 | 進撃の巨人 |
作者 | 諫山創 |
巻数 | 全34巻 |
連載雑誌 | 別冊少年マガジン 週刊少年マガジン(特別編) |
連載期間 | 2009年9月9日-2021年4月9日 |
手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!!巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。
「進撃の巨人」第1巻より引用
「進撃の巨人」は、巨人と呼ばれる人間を食べる巨大な生物によって人類が絶滅の危機に瀕している世界を舞台にしています。
人間は巨人から身を守るために巨大な3重の壁で囲まれた都市に住んでいますが、突如現れた超大型巨人によって壁は壊され、巨人に街を滅ぼされます。
その時、主人公のエレン・イェーガーは母親を巨人に食べられたことから巨人への復讐を誓います。
そして物語は巨人討伐のための軍団、調査兵団に入隊したエレンと、彼の仲間たちが巨人と戦いながら、巨人の謎や人類の壁の外にある世界の真実を解き明かしていきます。
この作品は、壮大なスケールの戦闘シーン、複雑に絡み合う陰謀、そして人間性や社会の暗部を掘り下げる深いテーマを持っており、多くの読者や視聴者を魅了しました。
「進撃の巨人」は、その独特な世界観と予測不可能なストーリー展開、登場人物たちの心理描写が高く評価されており、国内外で広く人気を博しています。
また、社会的なメッセージや哲学的な問いかけも含まれており、単なるアクション漫画・アニメを超えた深みを持つ作品として知られています。
個人的にも大好きな作品で、本当に面白かった。以下に、読んだ感想をまとめておきます。
母親が巨人に食べられてしまうという衝撃を受けてから最初のうちは謎が多く、続きを待ち遠しく感じていたのを思い返します。大人になってから久々にハマった漫画で、まだ読んでいない人にはおすすめです。既に完結しているので読み始めると止まりません。
「進撃の巨人」の最終回はどんな話?
エレン・イェーガーは、巨人化能力を使って人類を滅ぼす「地鳴らし」を実行し、世界の大部分を破壊します。
というのも、エレンの目的はエルディア人への憎悪を根絶し、ミカサ、アルミン、そして他の仲間たちの未来を守ることにありました。
エレンは、自分が世界の敵になることで、エルディア人と他国民との間に平和をもたらす犠牲者になることを選んだのです。
しかし、アルミンとミカサはエレンを止めるため、彼との激しい戦いを繰り広げ、最終的にミカサはエレンを倒す決断を下します。
これにより「地鳴らし」は停止し、世界は一時的な平和を迎えました。そして物語は、エレンの死後の世界を描き、登場人物たちがそれぞれの道を歩み始める様子を見せます。
アルミンとミカサは、エレンの遺志を継ぎ、新たな世界での平和を目指して前進します。物語は、悲しみ、犠牲、そして希望のメッセージを残しながら幕を閉じました。
「進撃の巨人」の最終回がひどいと言われる理由
- ひどいと言われる理由①:大量虐殺や人権侵害の描写がある
- ひどいと言われる理由②:主人公のエレンが死んでしまった
- ひどいと言われる理由③:メインキャラクターの活躍が少なかった
- ひどいと言われる理由④:伏線が回収されていない
- ひどいと言われる理由⑤:別紙少年マガジンと単行本の結末に違いがある
進撃の巨人がひどいと言われる理由は上記の5つです。
それぞれ解説していきます。
理由①:大量虐殺や人権侵害の描写がある
進撃の巨人は、ドイツ、バイエルン州のネルトリンゲンがモデルになった街と言われています。
そんなドイツの世界観の中で、進撃の巨人の最終回では大量虐殺や人権侵害の描写が描かれました。
内容としては、主人公のエレンが行なった“地鳴らし”によって、壁外人類の8割が命を奪われるというもの。
巨人を消滅させるためとはいえ、「社会に甚大な悪影響を及ぼす大虐殺がひどい」と批判する声が非常に多く上がりました。
さらに、ユダヤ人迫害などのオマージュと受け取る人もいるようで、虐殺を肯定するような終わり方であった事から、「イェーガー派に乗っ取られたパラディ島の翼マークやナチスドイツの国章とか言われそう」という声もありました。
なお、進撃の巨人は日本だけでなく、海外にも熱狂的なファンが多数いる事から、民族浄化や大量虐殺が行われているような国では、結末を変えるように署名運動が起こったようです。
また、海外では始祖ユミルがフリッツ王から暴力を受けている描写について、女性の人権侵害が問題視されています。
結末に納得がいかない海外では、署名運動で5000票以上も集まっているようで、書き直しを要請する動きがあったようです。
理由②:主人公のエレンが死んでしまった
最終回では、主人公のエレンは幼なじみである本作のヒロイン、ミカサに首を切られて死んでしまいました。
「死にたくない、ミカサやみんなと一緒にいたい」と本音を漏らしていたエレンですが、その思いは叶う事はありませんでした。
主人公であるエレンの死は、読者からは望んだ結果ではなかったために「ショックすぎる」「信じられない」「エレンが死亡とかひどい」などのマイナスな意見が多数を占めました。
エレンやミカサ、アルミンなどのメインキャラクターが全員無事で平和に過ごしている未来を見たかった…と残念に思う人は多かったようです。
理由③:メインキャラクターの活躍が少なかった
今までのストーリーの中で、主人公のエレンだけでなく、幼なじみのミカサやアルミン、リヴァイやジャンなどは、物語全体を通じて重要な役割を果たしてきました。
最終回でも、彼ら一人ひとりに焦点が当てられ、それぞれの活躍するシーンがあることを期待していた人が多くいた中で、実際には“十分な活躍を見せなかった”と不満に感じた人は多かったようです。
また、エレンに対するミカサの感情が深く掘り下げられる事もなかったり、アルミンのリーダーシップの発展なども描かれませんでした。
それぞれのキャラクターたちの思いが十分に描かれず、「スッキリしなかった」「残念だ」などの否定的な声も多く目立ちました。
理由④:伏線が回収されていない
最終回ともなれば、今まで至る所で描かれた伏線が全てスッキリ回収されるのだと、読者は期待していました。
しかし、いくつかの伏線は回収したものの、回収されずに終わってしまったものが多かったです。
中でも、始祖ユミルに選ばれた理由などが気になる人は多かったようです。
真相解明を追えないまま結末を迎えた事に、非常に多くの厳しい意見が上がりました。
理由⑤:別紙少年マガジンと単行本の結末に違いがある
別紙少年マガジンでの最終回では、アルミンがエレンに対して「ありがとう、僕たちのために殺戮者になってくれて。この過ちは絶対無駄にしないと誓う」というセリフがありました。
しかし、「殺戮者になってくれてありがとう」というセリフに対して「殺戮を肯定しているように感じる」と批判する声が多く上がったためか、単行本ではセリフが変更されていました。
単行本でのセリフは「ありがとう、僕たちのために殺戮者になってくれて。君の最悪の過ちは無駄にしないと誓う」となっています。
主人公エレンの起こした行動は「最悪」だったとアルミンが感じているニュアンスに変更となり、「そっちの方が良い」という意見も増えました。
しかしながら、「結末の余韻が変わってくる」と本によって結末のニュアンスが異なる事について戸惑いの声が多くありました。
また、一番最後のお墓参りをしている人物が、マフラーをしている女性である事から“ミカサ”だと推測し、その隣には“ジャン”と思われる人物がいます。
ミカサの腕の中には子どもが写っており、ミカサとジャンは結婚をして子どもが生まれたの!?と驚きを隠せない人が多数いたようです。
「その二人がくっついて最終回を迎えるのか…」と少し不満に思う人も多かったようで、スッキリしないと感じた人も少なくはなかったようです。
まとめ:「進撃の巨人」の最終回は批判が多い
本記事では、「進撃の巨人」の最終回に対する批判的な意見をまとめました。
日本だけでなく海外でも評価されている作品ですが、意外と批判の声も多かったです。
ただ、個人的に万人受けする作品は微妙と思っています。
誰かにぶっ刺さる作品こそ面白い作品なので、この批判の量は「良い作品」である証拠と思っています。
ひとまず、読んで損はないので、まだ読んだことがない人は一度読んでみてください。
また、実は「進撃の巨人」は実写化しているのですが、同じように「ひどい」と言われています。
詳しくはこちらの進撃の巨人の実写映画はひどい?キャスト比較まとめで解説するので、気になる人はどうぞご覧ください。
尚、進撃の巨人のように最終回がひどいと言われる漫画を知りたい方は、以下の記事をどうぞご覧ください。