累の実写はひどい!とよく言われていますが、実際のところはどうなのか?本記事では徹底的に評価していきます。
累の実写版を見ようか悩んでいる人は必見です。
累の実写映画情報
~あらすじ~
幼い頃より自分の醜い容姿に劣等感を抱いてきた女・累(かさね)。今は亡き伝説の女優・淵透世を母に持ち、母親ゆずりの天才的な演技力を持ちながらも、母とは似ても似つかない容姿に周囲からも孤立して生きてきた。そんな彼女に母が唯一遺した1本の口紅。それは、キスした相手の<顔>を奪い取ることができる不思議な力を秘めていたー。ある日、累の前に、母を知る一人の男・元舞台演出家の羽生田(はぶた)が現れる。累は羽生田の紹介で、圧倒的な“美”を持つ女・ニナと出会う。ニナはその美しい容姿に恵まれながらも、ある秘密を抱え、舞台女優として花開かずにいた。お互いの欲望が一致した二人は、口紅の力を使って顔を入れ替える決断をする。累の“演技力”とニナの“美しさ”。どちらも兼ね備えた“完璧な女優”丹沢ニナは、一躍脚光を浴び始め、二人の欲求は満たされていくが-。
「Amazonプライムより引用」
原作 | 松浦だるま |
監督 | 佐藤祐市 |
脚本 | 黒岩勉 |
主題歌 | 「Black Bird」Aimer |
キャラクター | キャスト |
丹沢ニナ | 土屋太鳳 |
淵累 | 芳根京子 |
烏合零太 | 横山裕 |
淵峰世 | 筒井真理子 |
丹沢紡美 | 生田智子 |
富士原佳雄 | 村井國夫 |
淵透世 | 檀れい |
羽生田釿互 | 浅野忠信。 |
累の実写映画はひどい?総合評価
Amazonプライムの実写評価は、335件のグローバルレーティングで星3.9でした。
細かい内訳は下記のとおりで、星5つがもっとも多い結果となっています。
星5つ | 44% |
星4つ | 25% |
星3つ | 17% |
星2つ | 7% |
星1つ | 8% |
また、星4つ以上が69%で星3つ以下は32%であることから、累の実写映画は高評価であると言えるでしょう。
累の実写映画がひどいと言われる理由
- ひどいと言われる理由①:キャストの演技力不足
- ひどいと言われる理由②:キャスティングミス
- ひどいと言われる理由③:結末が予想できる
- ひどいと言われる理由④:そもそもの設定がひどい
- ひどいと言われる理由⑤:無理のある設定に理解が出来ない
- ひどいと言われる理由⑥:感情移入が出来ない
累がひどいと言われる理由は上記の6つです。
それぞれ解説していきます。
累の実写映画がひどいと言われる理由①:キャストの演技力不足
「累」のストーリーは、醜い容姿でありながら並外れた演技力を持っている“累”と、美しい容姿に恵まれるも演技力がない“ニナ”の二人の女性が、口紅の力を使って顔を入れ替える物語。
劇中の設定では「芝居が上手くその演技力さえあれば美貌と相まってその世界で上り詰められる」というもの。
しかし、累役を演じた芳根京子さんの劇中での演技が特別に上手い訳ではない他、その他のキャストも演技が上手ではないと、マイナス評価をする人も多くいました。
こういった設定である以上は、「演技力のあるキャストを起用するべきだ」いう意見は多く、事務所ゴリ押しだけで売れているような女優をキャスティングするべきではない、と感じた人は多数いたようです。
物語の重要なキーポイントが「演技力」となっているだけに、演技力が優れているキャストの起用を望む人は多く、「これはひどい」「期待外れだった」という声は少なくはありませんでした。
累の実写映画がひどいと言われる理由②:キャスティングミス
本作では、“絶世の美女”である丹沢ニナ役として土屋太鳳さんがキャスティングされましたが、“醜い容姿”である淵累役を演じたのは芳根京子さんでした。
淵累は、子どもの頃に大きな傷を顔に負ったことで人目を避けて生き、親戚からも邪悪に扱われていた存在として描かれています。
そんな醜いとされる容姿の役を演じた芳根京子さんのキャスティングに対し、「元々が綺麗な人」とイメージと合わないと感じた人が多くいました。
また、「土屋太鳳よりも芳根京子の方が美人」「絶世の美女に土屋太鳳は無理がある」といった声も多くを占め、キャスティングミスなのではないかという疑問や不満の声が多くありました。
他にも、烏合零太役になぜジャニーズの横山裕さんを起用したのかも疑問に感じた人も少なくはなかったようです。
「横山裕がいろいろ台無しにした」という厳しい声もあり、「もっといい俳優はいくらでもいた」と残念がる人もいました。
累の実写映画がひどいと言われる理由③:結末が予想できる
メインキャラクターとなる二人の女性の最終的な結末において、「予想通りの展開」「思った通りで何のひねりもない」と、誰もが予測できるような展開に、つまらない、面白くないと感じた人が多くいました。
最後までハラハラドキドキする展開もなく、予想していた展開がひっくり返ることもなく、あっけなく終わってしまった本作の結末には、これはひどい、観なければよかったとマイナスなコメントも多数ありました。
累のジャンルがサスペンスなだけに、観る前から期待していた人も多かった中で、想像通りの結末には、がっかりした人も少なくはなかったようです。
累の実写映画がひどいと言われる理由④:そもそもの設定がひどい
淵累は、顔に傷があることで“醜い容姿”だと自身や周りの人も感じ、邪悪な扱いを受ける設定になっています。
しかしながら、鑑賞した人からすると「累はただ顔に傷があるだけ」「ハンディキャップが個性になる時代」と、決して“醜い容姿”ではないと感じた人が多くいました。
そのため、傷があることで醜い容姿だという原作の設定に対して「さすがに酷い」「どうも好きになれない」と否定的な意見も多く見受けられました。
外見で判断するような周囲の目や、コンプレックスにウジウジしている主人公にもイライラする人もおり、ひどいという声へと繋がってしまっているようでした。
累の実写映画がひどいと言われる理由⑤:無理のある設定に理解が出来ない
淵累が母親から唯一残された口紅には、キスした相手の顔を奪い取ることができる不思議な力が秘められています。
口紅を付けてキスをすることで相手の顔と入れ替わるものの、「いくらなんでもあり得ない設定」と、ファンタジー要素があると分かっていても、理解しがたいものだと感じる人は多くいました。
また、顔が入れ替わっている時間にはなぜ制限があるのか、口紅が永遠に減らないのはどうしてか、と細かい部分まで気になる人も多くいました。
その辺りの説明が全くないことも不満に感じる人は多く、結果としてひどいと言われる理由の一つとなってしまったようです。
累の実写映画がひどいと言われる理由⑥:感情移入が出来ない
絶世の美女と言われる丹沢ニナと、醜い容姿だと言われる淵累。主演の二人が、なぜそこまで舞台にこだわっているのかが見えず、感情移入が出来なかったという意見が上がっています。
顔を入れ替えてまでもやりたいこととは、何のためにそこまで求めるのかなど、背景が伝わってこず、「観た後に何も残らなかった」と残念に感じる人もいたようです。
もう少し丁寧に一人一人の胸の内を表現したり、キャラクターの思いに焦点を当てて感情移入しやすいような演出などがあれば、プラスなコメントも上がっていたかもしれません。
累の実写映画がひどいと感じた人のリアルな口コミ・評判
まとめ:累の実写映画はひどい
本記事では累の実写映画がひどいと言われる理由について解説しました。
結論、ひどいと言われる理由は下記のとおり。
- ひどいと言われる理由①:キャストの演技力不足
- ひどいと言われる理由②:キャスティングミス
- ひどいと言われる理由③:結末が予想できる
- ひどいと言われる理由④:そもそもの設定がひどい
- ひどいと言われる理由⑤:無理のある設定に理解が出来ない
- ひどいと言われる理由⑥:感情移入が出来ない