「実写版『ルパン三世』、なぜ評判が悪いの?」と、疑問を抱えている人は多いです。伝説的なアニメの実写化に対する期待は大きく、その反面で失望感もまた大きいものです。
特に、『ルパン三世』のような独特の世界観とキャラクターを持つ作品では、そのギャップがより顕著になりがちです。
そこで記事では、実写版『ルパン三世』が批判される理由であるキャスティングの選択、物語の進行、特殊効果の使い方、そして原作との違いなどをを徹底的に解説します。
あなたがこの記事を読むことで、実写版『ルパン三世』に対する新たな見解を得られるでしょう。また、実写化作品への理解も深まるはずです。では、一緒にその真実を探ってみましょう。
ルパン三世の実写映画がひどいと言われる理由
- 期待値が高いだけに期待外れ
- キャラクターのイメージが合わない
- 脚本がひどい
- 戦闘シーンのチープさが目立つ
- 音楽が耳障り
ルパン三世がひどいと言われる理由は上記の5つです。
それぞれ解説していきます。
ひどいと言われる理由①:期待値が高いだけに期待外れ
ルパン三世は原作である漫画やアニメが大ヒットし、特にアニメ版は国民的認知度が高く誰もが一度は名前を聞いたことがあると言えるほどの人気な作品です。
そのため、ルパン三世の実写化ともなれば誰もが期待をする上にクオリティの高さが要求され、公開前から原作ファンの間で期待値が高まる傾向にありました。
しかし、いざ実写映画が公開されると「原作リスペクトが感じられない」「元のルパン三世の雰囲気が足りずにつまらない」「冒頭から誰が何役なのか分からないままスタートした」などといったマイナス意見ばかり…。
超人気漫画・アニメであるルパン三世だからこそ公開前の期待値が高まってしまったが故に、「思ってたよりひどい」「全然面白くない」といったマイナス評価へと繋がってしまいました。
中には「ルパン三世だと思わずに全くのオリジナル作品として観れば平気」といった声も囁かれていました。
ひどいと言われる理由②:キャラクターのイメージが合わない
アニメでお馴染みの峰不二子や次元大介、銭形幸一を名乗る人たちが映画の中で出てくるも、「知っているキャラクターと全くの別人…」と、原作とのキャラクターの違いに戸惑ったり不満に感じる人が多かったようです。
ルパン三世は原作ファンが多いだけに、イメージしていた通りに再現されなかったことで批判の声が高まってしまいました。
中でも、峰不二子役を演じた黒木メイサさんにおいては、「大根役者すぎる」「喋り方に艶っぽさがない」「美人だけど峰不二子が持っている小悪魔的な可愛さがない」「何一つ魅力がない」といった厳しいコメントが多数ありました。
ルパン三世一味の紅一点であるだけに、峰不二子役には注目する人が多かったものの、「期待外れ」「全然違う」「これはひどい」などといった否定的な声が多くあがってしまったようです。
ひどいと言われる理由③:脚本がひどい
ルパン三世はアニメ版が今でも毎年作り続けられている作品であり、その中には名作と言われるものもあれば、正直つまらないと言われているものもあります。
その違いとしては脚本が面白いかどうかであり、今回実写映画となった脚本の内容がお世辞にも面白いとは言えないものだったと言われています。
この脚本でアニメ化をしていたとしても、「ひどい」「つまらない」と言う声は想定でき、駄作だったのでは…と言う声もありました。
そのため、いくら俳優が素晴らしい演技を見せてくれたとしても、ストーリーが面白くないため「台無し」「役者陣が叩かれるのは気の毒」「役者の無駄遣い」などといった声も多く見受けられました。
「アニメ作品の中でも名作と言われる回に匹敵するようなクオリティーの脚本で実写化すれば成功していたと思う」と言う声もあり、脚本に対する不満を感じる人も少なくはありませんでした。
ひどいと言われる理由④:戦闘シーンのチープさが目立つ
ルパン三世の実写映画の中での戦闘シーンでは、見どころとも言えるアクションシーンであるにも関わらず、車が傷付いたりへんこんだりすることがなくリアリティがないと言う声があがっていました。
数多くのアクション映画では、車が爆発したり崖から落ちたりなど、車が破壊されてしまうことはよくあるものの、ルパン三世のアクションシーンが終わった後の車を見ても無傷であるところが「ある意味別の見所(笑)」という声も見受けられました。
また、「戦闘シーンやカーチェイスシーンになるとカメラワークがコロコロと変わり、落ち着きのない感じが目立つ」「リアリティを出そうとしているのか、又はモサい動きがバレないように誤魔化そうとしているのか見ていて鬱陶しい」といった厳しい声も。
監督の見せ方が良くなかった、がっかりしたと言うマイナスな意見も多く、ひどいと言われる原因の一つとなってしまったようです。
ひどいと言われる理由⑤:音楽が耳障り
ルパン三世の実写映画では、シーンが変わるごとに音楽が変わり、終始音楽が鳴り止むこともないため、耳障りだと感じる人も少なくはなかったようです。
また、ルパン三世のテーマ曲が実写映画では使われなかったことも残念に感じる人は多かったようです。
「ルパン三世のテーマ」の著作権はアニメシリーズを放映していた日本テレビの関連会社が保有していたため、実写版「ルパン三世」を制作するTBSには使用許可は出せずに断られてしまった背景がありました。
よって、ミュージシャンの布袋寅泰さんが新たにルパン三世のテーマを書き下ろすこととなりました。
しかし、誰もが聞き馴染んでいるルパン三世のテーマの曲が流れなかったことで、「ルパンらしさが感じられない」「ルパンといったらあのテーマでしょ」などがっかりする人は多く、マイナスな評価へと繋がってしまいました。
ルパン三世の実写映画情報・評価
~あらすじ~
紀元前40年代の古代ローマ。アントニウスがクレオパトラ7世に贈った”世界で最も美しいジュエリー”・・・<光の首飾り>に<真紅のルビー>を埋め込んだ究極の宝物・・・【クリムゾン・ハート】。それはかつて何者かによって盗み出され、以来、歴史の闇に消え去ってしまった。そして現代。ルビーと首飾りのそれぞれの所有者、アジアの闇社会を牛耳るプラムック(ニルット・シリチャンヤー)と、かつてアルセーヌ・ルパンの相棒だったドーソン(ニック・テイト)は、互いの秘宝を狙い合っていた。プラムックはドーソンを暗殺して首飾りを入手、【クリムゾン・ハート】を完成させた。ドーソンの遺志を継ぎ、ルパン三世(小栗旬)は秘宝奪還を誓う。
「映画.comより引用」
原作 | モンキー・パンチ |
監督 | 北村龍平 |
脚本 | 水島力也 |
主題歌 | 「TRICK ATTACK-Theme of Lupin The Third-」布袋寅泰 |
キャラクター | 声優 |
ルパン三世 | 小栗旬 |
次元大介 | 玉山鉄二 |
石川五エ門 | 綾野剛 |
峰不二子 | 黒木メイサ |
銭形幸一 | 浅野忠信 |
マイケル・リー | ジェリー・イェン |
ナローン | ビタヤ・パンスリンガム |
ミス・ヴィー | ラータ・ポーガム |
ロイヤル | タナーヨング・ウォンタクーン |
ピエール | キム・ジュン |
『ルパン三世』の実写映画は、モンキー・パンチによる同名の漫画を原作としています。この映画は、世界的な怪盗・ルパン三世を主人公に据え、彼の華麗かつスリリングな冒険を描いています。
映画の物語は、ルパン三世が伝説の宝「クリムゾン・ハート・オブ・クレオパトラ」を狙うところから始まります。この宝は、持ち主に絶大な力を与えると言われており、ルパンはこれを手に入れるために様々な困難に立ち向かいます。
ルパンと共に、常に彼を追う不二子、忠実な仲間の次元大介、石川五ェ門、そしてルパンを追い続ける熱血警部・銭形警部も物語に登場します。彼らはそれぞれの能力を活かし、時に協力しながら、時に対立しながら、謎解きやアクション満載の冒険を展開します。
この映画は、ルパン三世の持つユーモアとカリスマ、そして彼と彼の仲間たちの友情や信念を描き出しています。また、高度な技術と知能を駆使した怪盗行為や、予測不能な展開が特徴的で、観客を楽しませるアクション映画となっています。
そんな実写版「ルパン三世」ですが、以下のとおり星1がもっとも多い評価となりました。
星5つ | 20% |
星4つ | 17% |
星3つ | 14% |
星2つ | 17% |
星1つ | 32% |
総合評価で見ても星2.8でした。
また、星4つ以上が37%で星3つ以下は63%であることから、ルパン三世の実写映画は低評価であると言えるでしょう。
まとめ:ルパン三世の実写映画はひどい
本記事ではルパン三世の実写がひどいと言われる理由について解説しました。
結論、ひどいと言われる理由は下記のとおり。
- 期待値が高いだけに期待外れ
- キャラクターのイメージが合わない
- 脚本がひどい
- 戦闘シーンのチープさが目立つ
- 音楽が耳障り
実写版「ルパン三世」の映画は、残念ながら低評価が目立つ作品となってしまいました。
しかし、高評価がないわけではなく、見る人によっては満足のいく作品です。
あなたは実写版「ルパン三世」にどのような評価を下すのでしょうか。
一度視聴してみて、あなた自身でルパン三世の実写版を評価してみてください。