「私の幸せな結婚」の実写はひどいのか?気になる人も多いでしょう。
そこで本記事では、みんなが気になる「私の幸せな結婚」はひどいと言われる理由をまとめます。
「私の幸せな結婚」の実写映画情報
~作品紹介~
顎木あくみによる大ヒット和風ファンタジー小説を、映画単独初主演となる「Snow Man」の目黒蓮と映画版「東京リベンジャーズ」の今田美桜共演で映画化。明治・大正期を思わせる架空の時代。ある宿命を持つ家系に生まれた斎森美世は実母を早くに亡くし、継母と義妹に虐げられながら暮らしていた。そんなある日、彼女は名家の当主である久堂清霞のもとへ嫁入りを命じられる。類まれな美貌を持つ清霞は冷酷で無慈悲な性格で知られ、これまでにも多くの婚約者候補が逃げ出したと噂されていた。美世も初対面ではつらく当たられるが、辛抱強く接するうちに彼が評判通りの人物ではないことに気づき、2人は次第に心を通わせていく。「コーヒーが冷めないうちに」の塚原あゆ子が監督を務め、「陽だまりの彼女」の菅野友恵が脚本を担当。
「https://eiga.com/より引用」
原作 | 顎木あくみ |
---|---|
監督 | 塚原あゆ子 |
脚本 | 菅野友恵 |
主題歌 | 「タペストリー」SnowMan |
キャラクター | キャスト |
---|---|
久堂清霞 | 目黒蓮 |
斎森美世 | 今田美桜 |
鶴木新 | 渡辺圭佑 |
堯人 | 大西流星 |
五道佳斗 | 前田旺志郎 |
斎森香耶 | 高石あかり |
辰石幸次 | 小越勇輝 |
望月東弥 | 佐藤新 |
岡部秀太 | 西垣匠 |
宮田健祐 | 松島庄汰 |
澤村晋平 | 高橋大翔 |
桂子 | 珠城りょう |
花 | 小林涼子 |
須藤嗣治 | 浜田学 |
ゆり江 | 山本未来 |
斎森香乃子 | 山口紗弥加 |
辰石実 | 平山祐介 |
斎森真一 | 高橋努 |
賀茂村紀夫 | 津田健次郎 |
枢木忠則 | 尾上右近 |
澄美 | 土屋太鳳 |
鶴木義浪 | 火野正平 |
帝 | 石橋蓮司 |
Amazonプライムの私の幸せな結婚実写評価は、978件のグローバルレーティングで星4.5でした。
細かい内訳は下記のとおりで、星5つがもっとも多い結果となっています。
星5つ | 76% |
---|---|
星4つ | 11% |
星3つ | 5% |
星2つ | 3% |
星1つ | 5% |
「私の幸せな結婚」の実写映画がひどいと言われる理由
- メインキャストのイメージが合わない
- 主人公が変わっている
- 原作との大きな違いがある
- 初見の人には理解しづらい
- 話が詰め込まれすぎている
私の幸せな結婚がひどいと言われる理由は上記の5つです。
それぞれ解説していきます。
メインキャストのイメージが合わない
「わたしの幸せな結婚」のメインキャラクターとなる、久堂清霞と斎森美世の二人。久堂清霞役をSnowManの目黒蓮さん、斎森美世役を女優の今田美桜さんが演じました。
目黒蓮さんは「国宝級イケメンランキング」2023年上半期で第一位に選ばれ、今田美桜さんは“福岡で一番可愛い女の子”として注目され、映画公開前には二人のキャスティングには期待値が高まっていました。
しかし、実写映画の観賞後には「イメージが合わなかった」と二人に対する共通の意見が多く飛び交う結果となってしまったようです。
目黒蓮さんに関しては、「久堂清霞はもっと線が細くて憂いのあるイメージ」「髪色が不自然である」「めめ(目黒蓮さんの呼び名)はかっこいいけどイメージが違う」などのコメントが多く見受けられました。
なお、小説には久堂清霞について下記のように表現されています。「陶器のように染みひとつない真っ白な肌。透けるような薄茶の長い髪、青みがかった瞳。全体的に色が薄く、ほっそりとした容姿とあいまって、男性とは思えない儚い美しさがある。」と。
確かに、目黒蓮さんは背は高い上に、どちらかといえば体つきがしっかりしており、黒髪で短髪なイメージが強く根付いている人も多いかもしれません。
男らしい見た目の目黒蓮さんは、原作で描かれている久堂清霞とはイメージが合わないと言われても納得できるのかもしれません。
一方で、今田美桜さんに関しては、「美世を演じるには顔が華やかすぎる」「もう少し儚げな女優さんの方が良かった」「どちらかと言えば美世の妹である香耶役の方が合ってる」などの意見がありました。
原作の斎森美世は、継母と義妹に虐げられながら暮らしてきたことで自己肯定感が低いキャラクター設定となっています。
なお、今田美桜さんは過去の作品でどちらかというと気が強い役や、おてんばな役柄が多かったことから、「正反対すぎる」「イメージが全然違いすぎる」などの声が多数あがっていました。
「わたしの幸せな結婚」の原作ファンが非常に多いことから、キャスティングに関しては特に厳しいコメントが多く上がっていた印象を受けます。
また、“確実な収益のための無理なキャスティングだ”という声もあり、期待値が高かっただけに、想像以上に思わしくない結果となってしまいました。
主人公が変わっている
「わたしの幸せな結婚」の原作では、今田美桜さんが演じた“斎森美世”が主人公として描かれていますが、実写映画では目黒蓮さんが演じた“久堂清霞”が、主人公として物語が進んでいきました。
その時点で「今人気がある目黒蓮さんを主役にしたかっただけ」「オタクの為の作品」といった、否定的なコメントが上がるきっかけとなってしまいました。
斎森美世の視点で進んでいた原作の物語は、過去に実家でひどい扱いを受けいつも怯えながら暮らしていた彼女が、久堂清霞と出会うことから始まります。
そして、後にお互いが心を寄せ合うようになることで自分に自信を持ち、彼女がだんだんと変わっていく姿に感動を覚える人が多い作品として、たくさんのファンから支持を受けている作品でした。
しかし、実写映画で主人公が斎森美世ではなく久堂清霞になってしまったことで「ストーリーのどこに重点が置かれるのか」と懸念する人も多くいたようで、期待していただけに「がっかりした」「残念」といった声が多く上がってしまったようです。
視点が変わるだけでも原作ファンからはガラリと作品の見方が変わるため、「期待外れ」「残念すぎる」「あり得ない」などといった声も上がってしまい、ひどいと言われる理由の一つとなってしまいました。
そもそもの「わたしの幸せな結婚」というタイトルの“わたし”が、原作では斎森美世のことを指しているものの、主人公が変わったことでいったい誰のことを指しているのかさえ混乱してしまう人も多く、なぜ主人公を変える必要があったのか疑問や不満に感じる人も多くいたようです。
原作との大きな違いがある
原作ファンから何よりも違和感を感じたというポイントとなったのが、実写映画での斎森家の一部が洋館になっていることでした。
原作では和風家屋として描かれていたために「雰囲気が変わっている」「和洋折衷の邸宅になってる」と戸惑いの声が多く上がりました。
また、実写映画での主人公である久堂清霞が異能を発動する際に、実写映画では顔に刻印が浮かび上がる設定となっていました。
原作にはそのような演出がなかった為に「え?」「なんで?」「急にどうした」などと驚く人も多く、原作と変わってしまっている部分に対して「改悪されている」と残念に感じる人も少なくはなかったようです。
初見の人には理解しづらい
本作の舞台や設定は、明治・大正時代頃の日本とされており、特殊な能力(異能)を受け継ぐ者たちが災いから国を守っていくというストーリーとなっています。
原作を読んだことのある人たちからすれば、専門用語や特殊能力など聴き慣れた言葉としてスムーズに頭に入ってくるものの、原作を知らずに初めて本作を観た人にとっては「難しい」「理解が出来ない」といった印象を抱く人が多かったようです。
「情報量が多くて理解しきるのに時間がかかった」「1回じゃ理解出来ないから、何回も鑑賞する」「予めあらすじを読んでいくべき」といったコメントも実際にありました。
もう少し初見の人向けに説明を入れたり、分かりやすいような演出であれば、否定的な意見も少なかったかもしれません。
難しい内容やセリフ、専門用語などによって「わからない」という声は想像以上に多く、マイナス評価へと繋がってしまう要因となってしまったようです。
話が詰め込まれすぎている
わたしの幸せな結婚は、主に恋愛・異能・家柄・災いそれぞれの要素が組み込まれている物語となっています。
それらの壮大なテーマをおよそ2時間の映画にまとめようとすると、一つ一つのテーマが薄っぺらくなってしまい、「話が詰め込まれすぎて話が分かりにくい」といった声が多数上がってしまいました。
話のつなぎ方が雑になっていたり、重要なシーンがカットされていたりなど、それぞれのテーマが丁寧に描かれておらず、原作ファンにとっては不満に感じるポイントとなってしまったようです。
中には「原作リスペクトが感じられない」という意見もあり、原作の世界観や設定が重視されていない脚本に対し、憤りを感じる熱狂的なファンも少なくはなかったようです。
原作のストーリーは奥深く、ひとつひとつのテーマが丁寧に描かれており、その度に登場人物に感情移入ができて素晴らしい作品だと絶賛する人も多かった本作。
「せっかくの良い作品が台無し」「原作をカットしすぎている」などと残念に感じる人は多くマイナスな意見へと繋がってしまっているようでした。
まとめ
本記事では、「私の幸せな結婚」のマイナスポイントをまとめました。
以下にもう一度まとめておきます。
- メインキャストのイメージが合わない
- 主人公が変わっている
- 原作との大きな違いがある
- 初見の人には理解しづらい
- 話が詰め込まれすぎている