大人気漫画「北斗の拳」がハリウッド映画化!ただ、残念なことにマイナス評価が目立つ結果に。。。
実写版「北斗の拳」はかなりひどいと話題になったのですが、実際どうなのか?
気になる人も多いと思うので、本記事では「北斗の拳」がひどいと言われる理由を徹底的に調査しました。
実写版「北斗の拳」のリアルな評価を知りたい人は、本記事を最後までご覧ください。
「北斗の拳」の実写映画情報
~あらすじ~
南斗聖拳の達人・シンによって、父にして北斗神拳のマスターであるリュウケンを殺されたばかりか、最愛の人・ユリアを攫われてしまったケンシロウは、一人絶望の荒野をさまよっていた。同じ頃、シンが統治するサザンクロスの町から派遣されたクロスマンと呼ばれる軍隊が、パラダイスバレーの人々を苦しめていた。住民が守る汚染されていない水をめぐって、殺戮を繰り返すクロスマン。今や住民の怒りは頂点に達していた。だが、殆ど武器を持たないパラダイスバレーの人々にとって、彼らに対抗する術は無いにも等しかった。ところが、そんなパラダイスバレーに住む少年・バットと盲目の少女・リンの前に、ケンシロウが現れる。ケンシロウはリュウケンに習ったという技でリンの目を治した。ケンシロウの力に驚いたリンは、彼こそがパラダイスバレーを救ってくれる最後の希望であると確信するのであった。リンの頼みでケンシロウをつけることになったバットは、やがて彼が北斗神拳の伝承者として自覚していくのを目の当たりにする。バットとともにパラダイスバレーに赴いたケンシロウは、そこでクロスマンたちとのバトルを繰り広げ、住民たちを救うことに成功する。だが、リンを助けようとしたバットがジャッカルによって殺されてしまった。復讐の怒りに燃えるケンシロウは、リンの体を借りたリュウケンのメッセージを受け、北と南の調和を取り戻すために、シンの待ちうけるサザンクロスの町へと踏み込んで行くのであった。北斗神拳と南斗聖拳の壮絶な戦いは、北斗神拳のケンシロウに軍配が上がる。そして、彼はユリアとの再会も果たし、平和な世界再建への思いを熱くするのであった。
「https://eiga.com/より引用」
原作 | 無論尊/原哲夫 |
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監督 | トニー・ランデル |
脚本 | ピーター・アトキンス/トニー・ランデル |
主題歌 | ? |
キャラクター | キャスト |
---|---|
ケンシロウ | ゲイリー・ダニエルズ |
シン | コスタス・マンデラ |
ユリア | 鷲尾いさ子 |
リュウケン | マルコム・マクダウェル |
ジャッカル | クリス・ペン |
バット | ダンテ・バスコ |
リン | ナロナ・ヘレン |
ASHER | メルビン・ヴァン・ピーブルス |
CHARLIE | ダウンタウン・ジュリー・ブラウン |
STALIN | クリント・ハワード |
GOKATH | レオン“スーパー・ベイダー”ホワイト |
STONE | パウロ・トーチャ |
PAUL McCUETHY | トレイシー・ウォルター |
MINER | ウィリアム・L・ネイグル |
JILL McCUETHY | ロウェナ・ギネス |
Amazonプライムの北斗の拳実写評価は、95件のグローバルレーティングで星2.9でした。
細かい内訳は下記のとおりで、星3つがもっとも多い結果となっています。
星5つ | 19% |
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星4つ | 12% |
星3つ | 29% |
星2つ | 21% |
星1つ | 19% |
「北斗の拳」の実写映画がひどいと言われる理由
- 冒頭シーンから北斗の拳の世界観が台無し
- ケンシロウの胸の傷のメイクがひどい
- ケンシロウらしくない
- ハリウッドなのに一人だけ日本人がいる
- “北斗の拳”と“ハリウッド”に期待値が高過ぎた
- 初見の人には理解するのが難しい
- 全体的に安っぽい
- 設定が変わっている
北斗の拳がひどいと言われる理由は上記の8つです。
それぞれ解説していきます。
理由①:冒頭シーンから北斗の拳の世界観が台無し
主人公ケンシロウの師匠である“リュウケン”を、シンが暗殺するシーンから始まる実写映画「北斗の拳」。南斗聖拳の達人であるシンですが、なんと銃を使ってリュウケンを殺害しました。
「え?南斗聖拳は!?」と冒頭から疑問や不満に思う原作ファンは多く、「序盤から不安でしかない」と悪い意味でハラハラドキドキが止まらないと批判する声が上がりました。
シンは本当に南斗聖拳の使い手なのかどうか疑わしいシーンがその他の場面でも多く、「北斗の拳の世界観が早速台無し」「世界観自体をぶち壊す展開」とがっかりした人は多かったようです。
なお、回想シーンでの過去のケンシロウとシンの対決するシーンでも、シンが勝利したものの、戦闘方法は“頭突き”でした。
「北斗の拳っぽくない」「期待外れだった」などの意見は多く、マイナス評価へと繋がってしまう要因の一つとなってしまいました。
理由②:ケンシロウの胸の傷のメイクがひどい
ケンシロウとシンが若かりし頃に対決した際にシンが勝利し、シンによってケンシロウは胸に7箇所の傷を負わされた過去があります。
7つの傷は今ではケンシロウのトレードマークのようにもなり、原作ファンにとっては大事なポイントともなっています。
しかし、実写映画でのケンシロウの胸の傷が「ピップエレキバンみたい」「メイクが下手すぎる」など、リアリティのない質感にがっかりした、ひどいといった声が相次ぎました。
ケンシロウは上半身裸での撮影シーンも多いことから、胸の傷にはどうしても目がいってしまう人も多く、「もう少しリアルに描いて欲しかった」と残念に思う人も少なくはなかったようです。
理由③:ケンシロウらしくない
ケンシロウは冷静沈着で寡黙、相手によっては残忍かつ過激な手段で殺害する冷酷な一面を持つキャラクターとして描かれています。
しかし、実写映画では物陰に隠れて相手の様子をうかがいながら、戦うべきかどうか戸惑う姿が描かれ、「こんなのケンシロウじゃない」「ビビってんじゃねーよ」など否定的な声が上がりました。
その他にも不審な行動も多いことから、原作ファンからは「ケンシロウらしくない」とがっかりした人が多くいたようです。
また、お得意の北斗神拳は炸裂するものの、迫力に欠けるだけでなく、その時の効果音が「ペチペチペチ」という音に「びっくりするほどひどい」「安っぽ過ぎ」など批判的な声も多くありました。
理由④:ハリウッドなのに一人だけ日本人がいる
実写映画「北斗の拳」は、ハリウッドで完全映画化されました。
主人公はもちろんのこと、他の登場人物に外国の俳優たちが起用されているものの、ユリア役に関しては日本人である女優の鷲尾いさ子さんが演じることとなりました。
なぜ“ハリウッド”と謳っていながら日本人を起用するのかが理解できない人も多かった他、一人だけ日本人で「浮いていた」と言う声もありました。
さらに、周囲のアメリカンな雰囲気に合わせてユリア役の鷲尾いさ子さんがケンシロウを呼ぶ際に「ケンシーロ、ケンシーロ」とカタコトで言っていたことも不自然だと感じた人も少なくはありませんでした。
どうしても違和感が拭えずに、「一人だけ日本人なのはおかしすぎる」「これはひどい」というマイナスなコメントは多く、残念に感じた人は多かったようです。
ユリア役を日本人にするなら、主人公のケンシロウもアジア人を起用すればまだバランスは良かったのでは…という意見もありました。
理由⑤:“北斗の拳”と“ハリウッド”に期待値が高過ぎた
北斗の拳は、日本のみならず海外でも大人気な作品なため、世界的にも知名度が非常に高く、原作ファンからは実写化することに期待されていました。
さらに、“ハリウッド”と言うブランドを足したことで、より期待値が高まり映画公開前から全世界で注目されていました。
いざ実写映画が公開されると、「これはひどい」「原作リスペクトが感じられない」「設定が変わってる」などの否定的な反応の他に、「期待し過ぎた」「がっかり」といった声も多く見られました。
最初から期待されていない作品であれば「予想した通り」と落胆の声はなかったかもしれないものの、初めから期待値が高かったことで、残念に思う人の声が多かったようです。
理由⑥:初見の人には理解するのが難しい
全体的にストーリーが分かりにくいことも、ひどいと言われる理由の大きなポイントとなったようです。
原作を読んだ人ならまだしも、初めて北斗の拳を観た人にとっては「さっぱりわからない」「なぜ世界が崩壊したの?」など、冒頭から理解できずにいた人も多くいました。
なぜ北斗神拳で人が殺せるのか等も説明がないまま話がどんどんと進んでいくため、「もう少し分かりやすく説明してほしい」「意味が分からないからつまらない」と、ひどいと感じる人も多数いました。
さらに、冒頭のシーンを見ただけで、内容が分からずに最後まで観ることを辞めたという人もいるほどでした。
原作漫画があまりにも完成度が高かったからこそ、実写映画の内容には落胆した人も多く、せっかくの最高傑作なのにもったいない、とがっかりした人もいたようです。
もう少し原作を知らない層にも受け入れられやすい作りであれば、そこまで否定的な声も多くはなかったのかもしれません。
理由⑦:全体的に安っぽい
実写映画「北斗の拳」はほとんどCG無しで映像化されていますが、北斗の拳のような人知を超えたバトルについて「CGが使われないなんてあり得ない」「ハナから無理な話」など、批判的な声が相次ぎました。
なお、実写映画「北斗の拳」の制作費は約2億円と言われています。ちなみに、2007年の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の制作費は日本円にして約332億円。
北斗の拳はハリウッドで完全映像化されたものの、あまり制作費はかけられておらず、CGも使われないことで戦闘シーンでの迫力のなさなどのチープさが目立ってしまいました。
北斗の拳はアクションのイメージが強いだけに、「もうこれは失敗作だ」「はじめから作らなければ良かったのでは」と否定的な声は鳴り止みませんでした。
理由⑧:設定が変わっている
原作漫画では、目の前で両親を殺されたショックで失声症となり厄介者扱いされていた“リン”。リンは実写版でも登場しましたが、実写版では話すことができない設定ではなく、目が見えない盲目の設定となっていました。
この点において「突っ込みどころ多過ぎ」「原作読んだことある?」など、脚本や監督に対しての不満が多く、大事なポイントとなる部分の設定の変更にはひどいと感じる人が多くいました。
まとめ
本記事では、実写版「北斗の拳」がひどいと言われる理由について解説しました。
なぜ「北斗の拳」の実写版がひどいと言われるのか?最後にもう一度以下にまとめておきます。
- 冒頭シーンから北斗の拳の世界観が台無し
- ケンシロウの胸の傷のメイクがひどい
- ケンシロウらしくない
- ハリウッドなのに一人だけ日本人がいる
- “北斗の拳”と“ハリウッド”に期待値が高過ぎた
- 初見の人には理解するのが難しい
- 全体的に安っぽい
- 設定が変わっている