「タコピーの原罪」はなぜ最終回がひどいと言われるのか?打ち切りが理由?

「タコピーの原罪」はなぜ最終回がひどいと言われるのか?打ち切りが理由?

「タコピーの原罪」って2巻までしかないけど、打ち切りだったの?だから最終回がひどいって言われてるのかな。

このような疑問にお答えするために、当サイトでは「タコピーの原罪」の最終回について調査しました。

本記事では調査結果をもとに、なぜ「タコピーの原罪」の最終回がひどいと言われているのか。打ち切りと言われているのか。まとめております。

「タコピーの原罪」の最終回について知りたい人は、本記事をどうぞご覧ください。

目次

「タコピーの原罪」の作品情報

作品名タコピーの原罪
作者タイザン5
巻数全2巻
連載雑誌少年ジャンプ+
連載期間2021年12月10日 – 2022年3月25日

~作品紹介~

地球にハッピーを広めるため降り立ったハッピー星人・タコピー。助けてくれた少女・しずかの笑顔を取り戻すため奔走するが、少女を取り巻く環境は壮絶。無垢なタコピーには想像がつかないものだった。ただ笑って欲しかったタコピーが犯す罪とは…!?

「タコピーの原罪」第1巻より引用

『タコピーの原罪』は「タイザン5」先生による作品。家庭の問題と学校でのいじめに悩む少女しずかと、タコ型地球外生命体タコピーの交流を描いています。

この作品はウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』で2021年12月10日から2022年3月25日まで短期間連載され、その影響力で『少年ジャンプ+』の画期的な作品と評価されています。

連載終了後の2022年3月には、上巻と下巻のコミックスが発売され、記念のプロモーションビデオと特別映像が公開され、さらに下巻発売時にはボイスドラマも公開されました。

「タコピーの原罪」の最終回がひどいと言われる理由を解説

  • 救いのない物語が酷い!
  • イジメ描写が酷い!
  • タコピーの存在があまりにも疎ましい!
  • 雲母坂まりなの扱いが酷い!
  • 徹底して救いのない物語が酷い。

「タコピーの原罪」の最終回がひどいと理由をまとめました。

それぞれ解説します。

理由①:救いのない物語が酷い!

理由①:救いのない物語が酷い!

このタコピーの原罪では子どもが凄惨な目に合ってしまうと、あまりにも直視できないほどの残酷描写が描かれている事が、この作品は酷いとされている原因ともなっています。

まずヒロインとなる久世しずかは作中でも救いのないほど酷い目にあいます。

イジメは勿論の事、心の支えにしていた愛犬すらも殺されてしまうと、徹底して絶望に追い込まれていくしずか。

家庭環境も最悪で母親はしずかに対して愛情を持つことのない最低な毒親として描かれており、その母親のせいで親友の雲母坂まりなにいじめられているなど、最悪の状況に置かれているなど、この時点でもはや最悪の状況でしょう。

そんな彼女の前に現われたタコピーの存在によって彼女は救われるのかと思いきや、さらに過酷な状況に追い込まれていく事になってしまうと、徹底して酷い目にあっていきます。

子どもの死や陰惨なまでのイジメ描写に虐待など、見る人に取っては心がえぐられてしまう様な内容ともなっており、作品に関しては鬱漫画とも言えるジャンル分けされる内容と、徹底した人の不幸が描かれた作風が酷いと言われる原因ともなっています。

理由②:イジメ描写が酷い!

理由②:イジメ描写が酷い!

まず本作で描かれているイジメの描写なのですが、あまりにも直視できないほどに陰鬱かつ陰惨なまでもイジメ描写となっています。

これは子どもが行える行いなのかと思える様なあまりにも酷すぎるイジメと、現実にこんな事が起きているのかと考えてしまえる程にリアルなイジメ描写など、読者の心を遠慮成しに削ってくる内容ともなっています。

作品の展開上仕方の無い事ではあるも、見ていて気持ちの良いものではなく、また小さな可愛らしい子が酷い目にあってしまうシーンなどは、十分にメンタルが削られてしまう内容ともなっており、生きる気力を削ってくる程の衝撃を与えてくる演出が、酷いと捉えられてしまうのが原因とも言えるでしょう。

理由③:タコピーの存在があまりにも疎ましい!

理由③:タコピーの存在があまりにも疎ましい!

この作品における救いの主でもあるタコピーですが、彼の存在は状況をさらに悪化させているのではと思える程に、その悪意の無さに酷いと思えてしまう部分が見受けられます。

彼はハッピー星出身の地球外生命体であり、善の象徴の様な存在としてしずかの前に登場し、彼女に救われた事で助けようとしますが、やる事なす事全てが裏目に出てしまうなど、彼女を本気で助けようとしているのかと思える程に、状況を悪化させてしまいます。

しかし地球人とは違う宇宙人の存在ゆえに、悪意というモノを知らないせいでタコピーな地球人の持つ様々な悪意に振り回されていき、この作品の中で最大の被害者としても描かれているのです。

みんなを幸せにしたいと願うも、人間の業の深さゆえに幸せにする事が出来ず、結果的に悲劇を招いてしまうタコピーに、酷いと思えてしまうのは、彼のあまりに無知な善意による行動が原因とも言えるでしょう。

それをみて酷いと思えてしまう程にタコピーの無責任な善意。

悪意がない分だけに酷いと思えるのかもしれません。

理由④:雲母坂まりなの扱いが酷い!

理由④:雲母坂まりなの扱いが酷い!

この作品に登場するまりなは、しずかを徹底していじめる悪役として登場するも、彼女もまたヒロインに一人として描かれてもいます。

彼女はしずかの母親によって父親を奪われてしまい、荒れた家庭環境の中で、自分の幸せを壊した女の子どもであるしずかに敵意を向けており、彼女を徹底していじめるなど、執拗なまでの悪行をおこなってきます。

最初の時点ではまりなが悪人なのだと思えてしまうも、彼女も言い換えれば被害者で在り、また作中でタコピーによって殺されてしまう事になると、物語を読む進む内にまりなの抱えている心の問題が明らかにされ、彼女もまた被害者なのかと思えてしまう部分が出てくるのです。

救う方法がなかったのかと、やり切れない想いを抱かせていくまりなの扱いと、しずかをいじめていた事は決して許容できる事ではなく、断罪されるべき事であっても、救いは合っても良いのではと後味の悪い罪悪感を残す、まりなの身の上に起きた不幸は、あまりにも救いが無い酷い事だと言えるでしょう。

理由⑤:徹底して救いのない物語が酷い。

理由⑤:徹底して救いのない物語が酷い。

この作品は基本的にはブラックユーモアとして描かれている内容とも言えるでしょう。ドラえもんをベースにした、ダークな子ども向けアニメみたいな感じで進む本作の内容は、徹底して救いがないことが酷いとされている理由としても挙げられます。

便利な秘密道具を使い、揉め事や事件が解決する事はなく、余計に、さらに酷い状況に陥ってしまうなど、さらに深みにはまっていく様な悪意がこの作品の酷さを物語ってもいるのです。

安易な救いはなく、ご都合的なまでの救済などもなく、徹底して不幸が訪れていく内容は、例え便利な道具や超越的な力が合ったとしても、それは容易に解決する事が出来ないとする絶望感が演出されており、幸せな解決や結末を望む読者にとっては、この作品は酷いと思える作品なのかもしれません。

「タコピーの原罪」の最終回がひどいと言われる理由まとめ

  • 救いのない物語が酷い!
  • イジメ描写が酷い!
  • タコピーの存在があまりにも疎ましい!
  • 雲母坂まりなの扱いが酷い!
  • 徹底して救いのない物語が酷い。
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