「剣の王国」の最終回がひどい!?炎上を招いた問題の終わり方を解説

「剣の王国」の最終回がひどい!?炎上を招いた問題の終わり方を解説

剣の王国は、様々な種族や魔法が存在する世界で、悪しき女王へ復讐を誓う少年の旅路を描いたファンタジー作品です。

縦スクロール型マンガの代表格ともいえる本作ですが、2021年に迎えた最終回は「ひどい」「打ち切り」などと騒がれ、なんとも後味の悪い幕引きになってしまいました。

今回は剣の王国の最終回がひどいといわれる理由を、波乱万丈の連載の歴史とあわせて解説します。

「剣の王国」の最終回はなぜあんなにひどいと言われたのか?知りたい人は必見です。

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目次

「剣の王国」の作品紹介

「剣の王国」の作品紹介
「剣の王国」より引用
作品名剣の王国
作者yoruhashi
巻数単行本なし
連載雑誌ピッコマ・MAGCOMI
連載期間2014年~2021年

~あらすじ~

むかしむかし、つるぎの王国と呼ばれたところに三人の魔女がいました。一番目の魔女はその美貌から王様に見初められ、お后様になりました。二番目の魔女はその聡明さを人の為に活かし、三番目の魔女は美も智も二人の魔女には及びませんでしたが、優秀な弟子をとりました。一番目の魔女の命により、師匠である三番目の魔女を殺された弟子のアルフレドは復讐を誓う。

「剣の王国」より引用

「剣の王国」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由

  • 結末がバッドエンドであることを、別の作品で唐突に明かしたから
  • いくつかのエピソードが、掲載媒体を変更したあと丸々カットされたから
  • 最終回の展開をSNSの投票機能で決めたから
  • 多くのキャラが雑に処分されたから
  • 有料公開にも関わらず落丁が発覚したから

剣の王国の最終回は、主に上記のような理由で「ひどい」「打ち切り」などと騒がれました。

それぞれ詳しく解説していきます。

①結末がバッドエンドであることを、別の作品で唐突に明かしたから

①結末がバッドエンドであることを、別の作品で唐突に明かしたから

剣の王国は元々、漫画アプリ「comico」で連載されていましたが、これが2019年に突如連載休止となります。

その後、アプリを替えて「はめつのおうこく」の連載が始まると、これが剣の王国の展開に酷似しているとたちまち話題になりました。

そして、更に読者を騒がせたのが、剣の王国のヒロインだったドロテーアが、はめつのおうこくにラスボスとして登場した点です。

その目的は、一言でいえば剣の王国の主人公だったアルフレドを生き返らせること。

つまり剣の王国の結末は、主人公が死亡してヒロインが闇落ちするという、救いようのないバッドエンドだったということになります。

読者の誰も望んでいないであろうオチが、長期休載の末に別の作品で突如明かされたのですから、炎上騒ぎになるのも無理はありません。

ひどいと言われても仕方ないですね。

②いくつかのエピソードが、掲載媒体を変更したあと丸々カットされたから

②いくつかのエピソードが、掲載媒体を変更したあと丸々カットされたから

剣の王国は休載前、comicoにて201話まで掲載されていましたが、休載後の2020年には公開が終了してしまいました。

その後、はめつのおうこくと同じアプリでリバイバル掲載が開始され、1年以上かけて175話までのエピソードが甦ります。

この時点では、「もうすぐ続きが見れる」と楽しみにしていた読者も多いことでしょう。

しかし175話の公開にあわせて、「次回最終話」という告知がなされると、界隈はたちまち混乱の渦に包まれました。

最終回を描くうえで、今後のストーリーどころか、既存のエピソードすら削るというのは前代未聞です。

③最終回の展開をSNSの投票機能で決めたから

③最終回の展開をSNSの投票機能で決めたから

175話の公開および最終回の告知がなされた後、今度はyoruhashi先生の旧Twitterにて、最終回を読者参加型にすることが発表されます。

その内容は、元々のエンディングとそれを改変する形のハッピーエンド、どちらの終わり方にするかをTwitterの投票機能で決めるというものです。

突然の最終回そのものに納得いっていない読者が多い中、その最終回の内容を読者に決めさせるという方針は、実に多くの批判を集めました。

なお、投票の結果は元々のエンディングに決まり、はめつのおうこくで示唆されたバッドエンドがそのまま描かれることになります。

④多くのキャラが雑に処分されたから

④多くのキャラが雑に処分されたから

前後のあらゆるストーリーを削って迎えた最終回は、まさにダイジェストそのもの。ドロテーアの旅の目的は、囚われの身である父を救うことでしたが、その父は1コマで雑に殺されてしまいます。

女王への復讐を目的としていたアルフレドも、その女王との戦いでは全くの戦力外であり、ドロテーアが敗れたあとにあっさり首を獲られてしまいました。

その他の重要なキャラも軒並み死体となっており、そこに感動のドラマは一切ありません。

あるのは、女王と同じ手段でアルフレドを蘇らせることをドロテーアが誓うという、はめつのおうこくへの繋ぎだけです。

長年追い続けた作品の最後がこのようになってしまっては、声を大にして酷評したくなるのも無理はないでしょう。

⑤有料公開にも関わらず落丁が発覚したから

⑤有料公開にも関わらず落丁が発覚したから

剣の王国の最終回は、2021年12月に有料先行公開され、翌年1月に無料開放されました。

しかし無料開放から3日後、最終回の一部シーンで落丁が発覚します。

出版社から謝罪のコメントはあったものの、未完成品にお金を払わされたということで、先行で読んだ人の多くが非難の声を上げました。

以上が、剣の王国をめぐる一連の炎上騒ぎです。

まとめ:「剣の王国」の最終回は救いようがないくらいひどいと評判

本記事では、「剣の王国」の最終回・終わり方がひどいと言われる理由について解説しました。

ひどいと言われる理由を、最後にもう一度以下にまとめます。

  • 結末がバッドエンドであることを、別の作品で唐突に明かしたから
  • いくつかのエピソードが、掲載媒体を変更したあと丸々カットされたから
  • 最終回の展開をSNSの投票機能で決めたから
  • 多くのキャラが雑に処分されたから
  • 有料公開にも関わらず落丁が発覚したから

ここまで「ひどい」と言われる最終回はなかなかありません。

しかし、作品の評価は人それぞれ。ハマる人はハマるかもしれません。

救いようのないくらい「ひどい最終回」と言われる「剣の王国」ですが、気になるなら一度読んでみてください。

あなたにとって、人生の変わる最高の漫画になるかもしれないですよ。

尚、剣の王国のように最終回がひどいと言われる漫画を知りたい方は、以下の記事をどうぞご覧ください。

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>>打ち切りで最終回?漫画のひどい噂まとめ

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