「ドクターストーン」の最終回に何が起こったのか、なぜこれほどまでに賛否両論があるのでしょうか?
この疑問は、多くのファンが抱えているものです。作品の終盤の急展開や、予想外の終わり方が、読者の間で様々な議論を呼んでいます。
「ドクターストーン」の最終回に対する批判の理由を、わかりやすく解説します。この記事を読むことで、物語の終わり方に対する疑問が晴れ、ファンとしての理解が深まるでしょう。
中学生でも理解できるように、明快に説明していきますので、ぜひ最後までお読みください。あなたの「ドクターストーン」に対する見方が変わるかもしれません。
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「ドクターストーン」の作品紹介
作品名 | ドクターストーン |
作者 | 稲垣理一郎(原作・原案) Boichi(作画) |
巻数 | 全26巻 |
連載雑誌 | 週刊少年ジャンプ |
連載期間 | 2017年3月6日-2022年3月7日 |
~作品紹介~
一瞬にして世界中すべての人間が石と化す、謎の現象に巻き込まれた高校生の大樹。数千年後――。目覚めた大樹とその友・千空はゼロから文明を作ることを決意する!!
ebookjapanより引用
世界中の人間は全て石になった!!石になっても意識のあった二人の男、大樹と千空。
彼らはずっと暗闇の中で意識が途絶えることに耐えていたが、ある日石化が解ける。目覚めた世界はあれから約3,700年後。二人はゼロから文明を作ることを決意する。
「ドクターストーン」の最終回はどんな話?
『ドクターストーン』の最終回では、千空たちが月から無事に帰還し、数年後の世界が描かれます。
世界は復興を果たし、大樹と杠は結婚式を挙げています。かつての仲間たちが集結し、大樹と杠の結婚式を祝福しながら、お互いの近況を語り合っています。
千空は科学チームを率いて、「とてつもない科学クラフト」の開発に取り組んでいます。この「とてつもない科学クラフト」とは、なんとタイムマシンのことで、過去に戻りホワイマンたちが行った人類石化を止めることで、ホワイマンたちを大量死から救おうと考えています。
千空はタイムマシンを作ることで、タイムマシンで過去に戻り、約3,700年前の人類石化を止めて、ホワイマンたちを大量死から救おうと考えます。月から去っていたホワイマンたちはタイムマシンの実現を、達成確率ほぼ0パーセントと言っていましたが、千空たちはタイムマシンを作ることができるでしょうか。
これにより、全人類が石化し、文明が滅んだ「石の世界(ストーンワールド)」を舞台とした「Dr.STONE」は完結します。
「ドクターストーン」の最終回がひどいと言われる理由
- ひどいと言われる理由①:終盤の駆け足度合いがひどい
- ひどいと言われる理由②:終わり方が消化不良である
- ひどいと言われる理由③:70億人を救う目標が達成されていない
- ひどいと言われる理由④:ホワイマンと話し合いで決着がついてしまった
- ひどいと言われる理由⑤:風景が現代化されていない
ドクターストーンがひどいと言われる理由は上記の5つです。
それぞれ解説していきます。
ひどいと言われる理由①:終盤の駆け足度合いがひどい
最終回が近づくにつれてどんどんと内容が駆け足になっており、一つ一つの行動に深みが感じられず、あっさりしていて面白みに欠けるという声が囁かれています。
ドクターストーンは、主人公たちが次々と様々なクラフトを手がけ、今までに石化を解く“ナイタール”、携帯電話(トランシーバー)、蒸気自動車等を作り上げてきました。
最終回こそ、見せ所となるクラフトに関して高難易度なものになるかと期待をしていた人が多くいた中で、実際には一瞬でクラフトを完成させては、次のクラフトもすぐに完成させる主人公たちの姿が描かれました。
あまりにもテンポが良すぎたことから、「打ち切りが決まって進行を早めたのではないか」と推測する人の声が相次いだようです。
最終回だからこそ、手のこんだクラフトの完成や、それに伴い試行錯誤しながら奮闘する主人公たちの姿を見たかったと感じる人は多く、ひどすぎる、がっかりなど否定的な声が多く上がる結果となってしまったようでした。
特にアメリカ編が終了したあたりからの展開の速さ、駆け足度合いに関して、ほとんどの読者が“駆け足だ”と感じていたと言われていたようです。
ひどいと言われる理由②:終わり方が消化不良である
ドクターストーンの最終回の終わり方は、主人公の千空が世界中から集まった科学者と共に石化装置のシステムを解析し、それらを応用してタイムマシンを開発する事を宣言したところで終わりました。
その終わり方に対して読者からは、「もっと物語が続くことを期待していた」「タイムマシンの完成まで見たかった」など、終わり方が消化不良であると不満を抱く人が多かったようです。
タイムマシンの制作という新たな展開が提示されたにもかかわらず、物語がその瞬間に終わってしまったために失望したファンも多くいました。
なお、中には“新たな物語の始まりのように感じられた”と肯定的な意見もありますが、それ以上に“物語が完全に終わったとは言えない”、“スッキリと終わらせて欲しかった”など、もやもやが残る人の方が圧倒的に多かったようです。
明確な結末を望むファンが多いことから、マイナス評価が目立つ結果となってしまいました。
ひどいと言われる理由③:70億人を救う目標が達成されていない
ドクターストーンのあらすじは、ある日地球上に謎の光線が降り注ぎ、人類が石化する事件が起きたことで、その事件から3700年後、天才的な頭脳を持つ科学オタクの主人公・石神千空が、石化した人類70億人を救って文明を復活させようとする物語です。
今までに化学知識を使って石化を解く復活液や携帯電話、ロケットなど次々とクラフトして、最後には過去に戻るためのタイムマシンを作ることを宣言した主人公ですが、本作の一番の目標とも言える「70億人を救う」という目標が達成される前に最終回を迎える終わり方となりました。
主人公の石神千空が物語の初めに掲げていた“70億人を救う”という目標は、達成するべきだ、70億人が救われた未来が見たかったなど、ファンからは残念な声が飛び交う結果となってしまいました。
ひどいと言われる理由④:ホワイマンと話し合いで決着がついてしまった
誰もが想像していた“ホワイマンを倒す”という結末には至らず、まさかのホワイマンとは話し合いで決着がついてしまいました。
ホワイマンは漫画内で“宇宙の生命体”として描かれ、最終回ではホワイマンは定期的にメンテナンスを必要とする生物であると明らかにされます。そこでホワイマン自身をメンテナンスしてくれる高等生物を探していた結果、人類に目をつけたということでした。
人類に自分たちのメンテナンスをしてもらう代わりに、石化をして“不死”を与えてきたホワイマン。主人公の千空はそんなホワイマンの事情を聞いて独断で交渉を持ちかけたものの見事に交渉は決裂…。
しかし、唯一ホワイマンたちのリーダーだけは千空の提案に乗り、地球に残ることを決めたのでした。
今までホワイマンを倒すために日々試行錯誤しながらクラフトしてきたものの、最終的にホワイマンと直接交渉で問題を解決している事に、「びっくりした」「期待外れだった」などの否定的声は鳴り止みませんでした。
まさかの結末に、これはひどすぎるとマイナス評価へと繋がる意見が殺到していたようです。
ひどいと言われる理由⑤:風景が現代化されていない
ドクターストーンは、石器時代の状態から現代科学を蘇らせ、さらにその先の時代へも進んでいると見られる最終回となりましたが、描かれている風景には昔ながらの木製の建物がいくつか描かれています。
木造の建物の印象は少なからず古い印象を抱く人は多く、「もう少し街並みが発展していても良いのでは…」と残念に思う人は少なくはなかったようです。
せっかくなら現代化された風景を見たかったと、納得できない読者もおり、マイナス評価へと繋がる理由の一つとなってしまったようでした。
まとめ:ドクターストーンの最終回はひどい!?そんなことはない!
本記事では、「ドクターストーン」の最終回がひどい!と言われる理由をまとめました。
改めてまとめると、ひどいと言われる理由は以下の5つです。
- ひどいと言われる理由①:終盤の駆け足度合いがひどい
- ひどいと言われる理由②:終わり方が消化不良である
- ひどいと言われる理由③:70億人を救う目標が達成されていない
- ひどいと言われる理由④:ホワイマンと話し合いで決着がついてしまった
- ひどいと言われる理由⑤:風景が現代化されていない
今回はあくまで「ひどい」と言われる理由をまとめただけで、「ドクターストーン」が面白くないと言うわけではありません。
賛否両論あるだけで、刺さる人には刺さる作品です。
個人的にもかなり好きな作品なので、まだ読んでいない人は、一度読んでから本当にひどい最終回だったのか判断してみてください。
尚、ドクターストーンのように最終回がひどいと言われる漫画を知りたい方は、以下の記事をどうぞご覧ください。
また、ドクターストーンには作者死亡説が流れています。
詳細を知りたい方は、こちらの「ドクターストーン」の作者死亡説は本当?詳細解説をどうぞご覧ください。